ハナガガシ
植物の一種
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ハナガガシ(葉長樫 学名Quercus hondae)はブナ科コナラ属アカガシ亜属の常緑高木。カシ類のなかではもっとも葉が細長いことからこの名がある。別名サツマガシ。宮崎県以外では、鹿児島県、大分県、高知県、愛媛県に稀産する常緑高木。熊本県では、絶滅したとされる。
形態
雌雄同株の常緑樹で、主幹はほぼ真っ直ぐに伸び、樹高20-30mに達する。 樹皮は暗灰色でくの字に曲がる浅いひび割れが規則的に連なる。葉は互生で枝先にまとまって付く。葉表は濃緑色、葉裏は淡緑色でやや厚く皮革質で硬い。葉の長さは7-15cm、幅1.5-3cmで先端は細く尖り、基部はなめらかに葉柄に繋がる。主脈は葉の裏表に凸出する。成木樹冠の葉柄の長さは約1cm、葉の中央から先端にかけてやや鋭い鋸歯がある。花は風媒花で花期は4-5月、前年枝の頂芽と新枝下部の苞から雄花の花穂が垂れ下がる。雌花は新枝の中から先端寄りの苞から出る。果実のドングリは細長い卵型で殻斗は深い杯型、翌年の11月-12月に熟す。ドングリの落果は遅く12月-次の年始めにになる。
天然記念物
保全状況評価
- 絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
- 愛媛県 CR 絶滅危惧IA類
- 高知県 Ci 絶滅危惧IA類
- 熊本県 VU 絶滅危惧II類
- 大分県 EN 絶滅危惧IB類
- 宮崎県 NT 準絶滅危惧
- 鹿児島県 VU 絶滅危惧II類
参考文献
- 米倉浩司、梶田忠「「BG Plants 和名−学名インデックス(YList)」
- いわさゆうこ、八田 洋章「どんぐりハンドブック」(文一総合出版)
- 徳永 桂子「日本どんぐり大図鑑」(偕成社)