ハルズム
ドイツ、ニーダーザクセン州ヒルデスハイム郡の町村
From Wikipedia, the free encyclopedia
ハルズムまたはハーズム (ドイツ語: Harsum) は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ヒルデスハイム郡の町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)であり、ヒルデスハイム市の北に位置する。
| 紋章 | 地図 (郡の位置) |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 連邦州: | ニーダーザクセン州 |
| 郡: | ヒルデスハイム郡 |
| 緯度経度: | 北緯52度12分19秒 東経09度57分36秒 |
| 標高: | 海抜 80 m |
| 面積: | 50 km2 |
| 人口: |
10,846人(2024年12月31日現在) [1] |
| 人口密度: | 217 人/km2 |
| 郵便番号: | 31177 |
| 市外局番: | 05127 |
| ナンバープレート: | HI, ALF |
| 自治体コード: |
03 2 54 020 |
| 行政庁舎の住所: | Oststraße 27 31177 Harsum |
| ウェブサイト: | www.harsum.de |
| 首長: | マーツェル・リトフィン (Marcel Litfin) |
| 郡内の位置 | |
| 地図 | |
![]() | |
地理
位置
ハルズムは、ヒルデスハイム沃野内、ヒルデスハイム支線運河および連邦アウトバーン7号線沿いに位置している。
この町は、その大部分がヒルデスハイム盆地の肥沃な黒土の農耕地にあたり、農業が盛んである。ボルズムの森やアーゼルの森。あるいはズベークスホルツやホレンメーアホルツといった小さな森も景観形成に寄与している。首邑のハルズム地区をウンジンバッハ川が流れている。町の北をブルーフグラーベンが東から西に流れている。この川が町域から出る地点の高度は海抜約 65 m である[2]。町域の中心付近、ボルズムとヒュッデスズムとの間の土地の高度は、海抜およそ 107 m である[3]。
自治体の構成
- アドルム
- アーゼル
- ボルズム
- ハルズム(首邑)
- ヘナーズム
- ヒュッデスズム
- クライン・フェルステ
- マハトズム
- ラウテンベルク
隣接する市町村
ハルズムは北東から時計回りに以下の市町村と境を接する。ホーエンハーメルン(パイネ郡)、シェレールテン、ヒルデスハイム、ギーゼン、ザールシュテット、アルガーミッセン(以上、ヒルデスハイム郡)。
歴史
先史時代
新石器時代にはすでにハルズム周辺地域では定住が行われていたことは1980年代の発掘によって証明されている[4]。2017年にハルズム地区北辺における新たな住宅地のための掘削工事により発見された遺物は線帯文土器文化の農耕民による定住地があったことを示している[5]。高さ 78.5 m の黒土の丘の上で線帯文土器文化の家の土台が5軒分発見された。最大 30×9 m のロングハウスが小集落風の定住地を形成している。これらは紀元前5700年頃のものと推定されており、ハルズムは北ドイツにおける最も古い農業集落の1つとされている[6]。さらに2017年に同じ付近から紀元前700年頃の鉄器時代の集落跡が発見され、陶片、井戸の跡、動物の骨が見つかった[7]。
中世
ハルズムに関する現存する最も古い史料である1224年の文書には、Hardessem と表記されている。この地名はおそらく、最初は Hardeshem であり、「Hard- という名前の人物の集落」を意味していたと考えられる[8]。ハルズムはヒルデスハイム侯領で最大級の村落の一つであった。1367年9月3日のディンクラーの戦いでは、領主であるヒルデスハイム司教ゲルハルト・フォム・ベルゲの下で、ブラウンシュヴァイク侯およびその同盟軍と戦った。伝承によれば、ヒルデスハイム側が勝利したことにより、ハルズムの自営農民たちは司祭を自ら選ぶ特権を得たと言われている。この特権は第二バチカン公会議によって無効化された。1970年代以降はヒルデスハイム司教が司祭を指名している。
町村合併
ニーダーザクセン州の自治体再編により、1974年3月1日にそれまで独立した自治体であったアドルム、アーゼル、ボルズム、ヘナーズム、ヒュッデスズム、クライン・フェルステ、マハトズム、ラウテンベルクがハルズムに合併した[9]。
住民
行政
議会
ハルズムの町議会は28議席からなる[15]。これは人口11,001人から12,000人の自治体の議員定数である[16]。議員は5年ごとに直接選挙で選出される。これらの議員の他に専任町長が町議会で投票権を有している。
首長
2016年からマルツェル・リトフィン(無所属)が専任の町長を務めている[17]。対立候補がいなかった2021年の町長選挙で彼は、87.02 % の支持票を得て再選された[18]。
地区議会・地区長
町内の各地区には地区議会と地区長が存在する[19]。
紋章
解説: この町の紋章において、輪は統一を象徴し、9つの籾をつけた穀物の穂は農業を主体とする町の構成を示しており、全体として協調を表している。
姉妹自治体
ハルズムは、アルガーミッセン、ホーエンハーメルン、ゼーンデとともにILEK-ベルデレギオーン(地域振興協働ネットワーク)を形成している。
文化と見どころ
経済と社会資本
企業
この町で最も重要な雇用主はトランスノーム・システム(コンベア施設製造)で、企業グループの本社と最大の開発・製造拠点をこの町に置いている。この他に雇用の大きな企業としては、イェンゼン GmbH が製造工場(クリーニング施設)を2002年にヒルデスハイムからハルズムに移転した。他には薬品卸売業者のアライアンス・ヘルスケア・ドイチュラントがこの町に流通センターを置いており、TomTom(オランダのデジタル地図作成会社)がドイツ支社を置いている。特殊化合物メーカーのシュトックマイアーはハルズムに工場を有している。LUCHSメディツィーンOHG(酸素および換気技術)および LUCHSメディツィーン管理 GmbH はこの町に本社を置いている。ラシンガー・シーフードは、この町に生魚加工工場を有している。また、本社をハルズムに置いている自動車部品製造業者シュローテ=グループやアグラヴィス/ニューテック農業機械も大口の雇用主として挙げられる。さらにエノー・ロッゲマン木材卸販売GmbH & Co.KG や様々な分野の中小企業が存在している。かつては、ノルトツッカーAGの製糖工場が長年にわたってハルズム最大の企業であったが、現在は存在していない。
レジャー施設とインフラ施設
- ハルズム地区のショッピング施設とガソリンスタンド
- ハルズム地区とボルズム地区の基礎課程学校
- ハルズム地区のモリトリスシューレ(ギムナジウム課程を持つオーバーシューレ)
- ハルズム、ボルズム、アーゼル、ラウテンベルク、ヘナーズムの幼稚園と託児所
- ハルズムの塵芥処理施設と建築資材置き場
- ハルズムの屋内プール
- 各地区の公民館
- 各地区の消防団
- ドイツ水難救助協会ハルズム支部(救助・潜水・災害対応等)
- ハルズムの交番
- ドイツポストのハルズム支所
- ハルズムの銀行支店
- ハルズムの老人ホーム
- ハルズム町の青少年ケア施設
- ハルズムの「ノルトフェルト」商工業地区
- ハルズムのフェストプラッツ(直訳: 祝祭広場)で毎週木曜日に開催される週の市
町域内は、2019年春に開始されたドイチェ・グラスファーザー社のブロードバンド通信網の拡張によってブロードバンド回線に接続した。ハルズムとボルズムとの間の郊外に大規模な住宅地が開発されている。
交通
ハルズムは、鉄道レールテ - ヒルデスハイム線沿線にある。2008年からはハノーファーSバーンのS3号線が1時間間隔でレールテ経由でハノーファー中央駅まで、反対側はヒルデスハイム中央駅までを結んでいる。地域内のアクセスや近隣地域への接続はヒルデスハイム地域交通が担っている。
アーゼル地区とドリスペンシュテット地区との間にあるアウトバーン7号線のヒルデスハイム・ドリスペンシュテット・インターチェンジがハルズムから近い場所にある。この他に連邦道494号線やヒルデスハイム支線運河が町域を通っている。ヒルデスハイム飛行場はハルズムから数kmの距離にある。
人物
ゆかりの人物
- アルフレート・デルプ(1907年 - 1945年)イエズス会士。反ナチス活動家。彼を記念したアルフレート・デルプ通りがハルズムにある。
- ダイアン・クルーガー(1976年 - )俳優、モデル。ハルズムで育った。
関連図書
- Udo Stenger (1984). Harsum, Asel und Klein Förste – Bilder und Geschichten aus vergangenen Tagen. Horb a. N.: Geiger-Verlag
- Mitteilungen der Paul-Feindt-Stiftung, ed (2005). Hildesheimer und Kalenberger Börde. Natur und Landschaft im Landkreis Hildesheim. Hildesheim: Gerstenberg. ISBN 978-3-8067-8547-0

