ヒナギク
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ヒナギク(雛菊、学名:Bellis perennis[1])は、キク科の多年草(日本では一年草扱い。)。別名はデージー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)。園芸植物として栽培される。イタリアの国花。
| ヒナギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒナギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Bellis perennis L. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ヒナギク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Daisy |


分布
特徴
多年草であり、学名の種小名 perennis も「多年生の」という意味であるが、日本では夏が暑くて越夏できないことが多い。このため、通常は秋蒔きの一年草として扱う。寒冷地で越夏できるようであれば、株分けで繁殖させることができる。開花期は春で、舌状花が平弁咲きのものと管弁咲きの種類がある。
草丈は10 - 20cmくらい。葉は根生葉(ロゼット)で、長さ5cmくらいのへら形で鋸歯があり、薄く毛が生えている[2]。花は、市販品は11月頃から店頭に出回るが、露地で栽培した場合は3月から5月に咲き、花径は2cmくらいの小輪多花性種から、10cm近い大輪種まである。半八重または八重咲きで、舌状花は平弁のものと管弁のものがある。花の色は赤・白・ピンクと絞りがあり、黄色い管状花とのコントラストが美しい。
栽培
8月に種蒔きをすると年内に開花するが、発芽には涼温が必要なため、9月に蒔くのが一般的。種はとても細かいので、浅鉢に蒔き、覆土はかなり薄めにして、受け皿から吸水させる[4]。
春から秋にかけて、アブラムシが発生することがある。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせるため、見つけ次第対処する。
伝承
ローマ神話では、森の妖精ベルデスが、恋人のエフェギュスと芝生で踊っていたとき、通りかかった果樹の神ベルタムナスに一目ぼれされてしまう逸話が残る。ベルタムナスがあまりにしつこく付きまとうためベルデスは天に助けを求める。神は、ベルデスの恋人への愛を可哀想に想い、ベルデスをひなぎくの姿に変えたという[5]。
名前にデージーの付く植物
名前にデージーの付く植物が以下のようにいくつかあり、ヒナギクと紛らわしいので注意を要する。また、ヒナギクのことをコモンデージーということも稀にある。
- グロリオサデージー(キク科オオハンゴンソウ属(ルドベキア属)、学名:Rudbeckia hirta)
- ブルーデージー(キク科フェリキア属、学名:Felicia amelloides)
- ユリオプスデージー(キク科ユリオプス属、学名:Euryops pectinatus)
- シャスタ・デイジー(キク科キク属、学名:Chrysanthemum × burbankii)
- リビングストンデージー(ハマミズナ科(ツルナ科)、学名:Dorotheanthus bellidiformis)
- カリフォルニア・デイジー(キク科ライア属、学名:Layia platyglossa、別名:ライア・エレガンス)