ビリオム石
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ビリオム石(ビリオムいし、英: Villiaumite)またはビリオマイトは、フッ化ナトリウムからなる希少なハロゲン化鉱物である。水に非常に溶けやすく、紫外線照射下で蛍光するものもある。モース硬度は2.5で、一般に赤色、ピンク色または橙色を呈する。人体には有毒である[1][2]。
結晶の放射線損傷の結果、512nmのブロードな吸光ピークを持ち、赤色を呈する[3]。
ギニア・ロス諸島のルーム島(Île de Roume)から記載され、タイプ標本の元の所有者だったフランスの軍人、シャルル・マクシム・ヴィヨーム(Charles Maxime Villiaume, 1858年-1920年)にちなみ1908年にアルフレッド・ラクロワにより命名された[1]。
標本級の産地としては、ロシア・コラ半島のヒビーヌイ高地、カナダのモン・サンティレールやナミビアが知られる。
宝石としてカットされることもあるが、硬度が低く水溶性のため実用的ではない。実際、カットには水ではなく特殊な油を必要とするという[4]。