フェタチーズ
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概要
ギリシャの伝統的チーズとしての地位

原産国 (ギリシャ)
「地理的表示」を保護
「地理的表示」を保護 (限定条件付き)
フェタと呼ばれるチーズはギリシャ産のほかにデンマーク産、ドイツ産などがあったが、2002年に、欧州委員会は原産地名称保護制度に基づき、フェタの名称をギリシャ産でかつ伝統的手法で生産されたチーズに限り認められる保護原産地呼称(PDO)の製品として保護を認めた[1][2][4][5]。そのため他国産の「フェタ」は2007年10月15日以降名称を変更して販売しなければならないこととなった。
しかし、デンマークは1963年から低温殺菌牛乳から「フェタ」を生産しており、フェタの名称使用には原産地国を限定した保護が認められた後も、「フェタ」の名称を使用してデンマーク産チーズを欧州連合外への輸出と流通を続行した[2]。
2009年には欧州委員会は、デンマークが欧州連合の一員として欧州規制を順守する義務を怠っているとして、欧州司法裁判所への提訴に踏み切った[2]。ギリシャはフェタは6000年も続くギリシャ独自の文化遺産だと主張し、一方でデンマークは、欧州内で「フェタ」の名でチーズを流通させている訳ではなく欧州外の第3国に輸出しており欧州規制の影響を受けない、そして欧州委員会の主張は貿易の障害になると論じた[6][7]。
2022年7月、欧州司法裁判所は欧州委員会とギリシャの主張を認め、デンマークは欧州規制を順守する義務を怠っていると判断が下った[2][5]。
