ブタナ
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名称
分布と生育環境
形態・生態

多年草[4]。葉はすべて根生葉で、ロゼット状に広げて両面にびっしりと硬い毛が生えている[2]。葉身は切れ込みがないものから、羽状に深く裂けるものまでさまざまである[4]。
開花時期は春から夏、ときに秋まで(6 - 9月頃)[4]。外観はタンポポに似るが、ブタナは30 - 60センチメートル (cm) 程度の花茎が途中で数本に枝分かれし、それぞれの頭に直径3 - 4 cmほどの黄色い花をつけるのが特徴。また花茎に葉は付いていないが、黒色の鱗片状に退化した葉をつける[4]。総苞片は3列に並び、すべて直立する[4]。その背面には白い毛が1列並ぶ[4]。花はすべて舌状花からなり、花冠の先端には浅く5歯がある[4]。花床には長さ1.7 cmになる膜質の細かい鱗片がある[4]。
花後はタンポポと同じく冠毛を付けた痩果となる[2]。冠毛の長さは花筒の2分の1以下[4]。痩果は微細なトゲ状の突起が多くあり、細く伸びたくちばしの先に羽状に分岐した冠毛がつく[4]。
耕起に弱いため畑や水田で問題となることは少ないが、刈り取りには強く果樹園や芝生を生産する畑では強害草として扱われる[2]。
類似種に同じくヨーロッパ原産で、より小型のヒメブタナがあるが、ブタナとヒメブタナの雑種も報告されている[2]。