マガン
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マガン(真雁[2]、Anser albifrons)は、カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。
| マガン | |||||||||||||||||||||||||||
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マガン Anser albifrons | |||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Anser albifrons (Scopoli, 1769) | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| マガン | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Greater white-fronted goose | |||||||||||||||||||||||||||
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マガンの各亜種の分布図 |
形態
生態
分布
分類
- Anser albifrons albifrons (Scopoli, 1769) ヒメマガン European white-fronted goose
- Anser albifrons flavirostris キバシマガン Greenland white-fronted goose
- Anser albifrons frontalis マガン Pacific white-fronted goose
- Anser albifrons gambelli オオマガン Tule white-fronted goose
人間との関係
万葉集に「ぬばたまの夜渡る雁はおほほしく幾夜を歴てか己が名を告る」とあり、古くから夜に鳴く習性が知られている[8]。
種の保全状況
国際自然保護連合(IUCN)によるレッドリストでは、2022年時点で絶滅の可能性は低い低危険種(Least Concern, LC)と評価している[1]。日本の環境省が作成する環境省レッドリストでは2014年発表2020年最終改訂の第四次レッドリストでは準絶滅危惧(NT)と評価されている。1970年代の狩猟禁止以後、日本での越冬数はその頃の数十倍まで回復しており増加傾向にあることから、一時期よりも絶滅危険度の評価は緩和されている。越冬数が増加した割に越冬地の数が増えず、伝染病などの影響を受けやすい点が保全上の懸念事項とされている。温暖化の影響なのか昔は越冬地で無かった寒冷地で越冬する事例も増えているという[9]。
都道府県作成のレッドリストでは関東地方と北陸地方で厳しい評価が多い。埼玉県と群馬県で絶滅危惧Ⅰ類、富山県、石川県、福井県、香川県で絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けている。その他の県も準絶滅危惧種での指定が多いが、茨城県や宮城県などの大規模越冬地を抱える県では絶滅危惧種には指定されていない[10]。なお、飛来範囲の都道府県のうち東京都と千葉県は絶滅したとされており、迷鳥ではない定期的な飛来は無くなっている(千葉県の手賀沼や印旛沼などでは数年に一回程度の頻度で観察されている)。
日本では亜種マガンが狩猟により生息数が激減した[a 1]。日本では1967年に「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」が本種の越冬地として、1971年に種として国の天然記念物に指定され、狩猟が禁止されている[a 1][8]。日本での亜種マガンの1970年における飛来数は3,700羽、1997年における飛来数は34,000羽と推定されている[a 1]。