莚
藁やイグサなどの草で編んだ簡素な敷物
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概要
歴史
先史時代(文字で歴史が記録されるようになった有史時代よりも前)から使用されてきたと考えられている[1]。近世になり農山村民が製莚を副業で行うようになった[1]。
百姓一揆では莚を旗印とした莚旗が掲げられたという。近代以前まで布地、それも旗印にできるような大面積のものはそれなりに高価で、代わりに農民が容易に入手できる莚を用いたのである。現代においても農事関係のデモや抗議行動などがあると象徴的に莚旗が言及されたり、実際に仕立てられることもある。
権力への反乱である一揆の莚旗は後世に残るようなものではないが、それ以外のやはり農民たちによる雨乞いの祭儀で奉納された莚旗が伝存しているものがある。
江戸時代に綿布が普及するまで、和船の帆は莚帆が用いられていた。これにちなんで廻船問屋などでは看板として莚旗を用いることもあった。
