メジナ
スズキ目イスズミ科の魚
From Wikipedia, the free encyclopedia
メジナ(眼仁奈、目仁奈、学名 Girella punctata )は、サンフィッシュ目・イスズミ科に分類される魚の一種。
| メジナ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンピアザ水族館飼育個体 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Girella punctata Gray,1835 | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| メジナ(眼仁奈、目仁奈) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Largescale Blackfish Blackeye seabream |
概要
人間との関係
特徴
成魚は全長60cm以上に達するが、よく漁獲されるのは40cm程までである。体はクロダイなどに似てよく側扁し、体高が高い。体色は青緑色を帯びた灰色で腹部は銀色だが、死ぬと青緑色が薄れ黒みが強くなる。頭部は前方に向けて丸みを帯び、口先はクロダイほどには前に突き出ない。顎には小さく柔らかい櫛状の歯がある。

同属種のクロメジナとは、鰓蓋の縁が黒くないこと、鱗の付け根に黒斑があること、尾鰭末端の切れこみがごく浅いことで区別する。同じく同属のオキナメジナとは上唇が薄いこと、若魚に黄色の横帯がないことで区別する。近縁のイスズミ(ゴクラクメジナ)も似ているが、こちらは黄色っぽい細い縦帯が多数ある。
生態
北海道南部から九州南岸、中国、台湾にかけての沿岸域に分布する。
成魚は外海に面した浅い海の岩礁地帯に生息する。食性は雑食性で、夏は主に甲殻類、ゴカイなどの小動物を捕食するが、冬は主に海藻を食べ、季節に応じた食性の変化が見られる。釣りの餌として、静岡地方ではミカンを利用する事もある。
利用
近縁種
日本産メジナ属 Girella は、メジナの他に2種が知られる。

- クロメジナ G. leonina (Richardson, 1846)
- 成魚は全長70cmに達する。鰓蓋の縁が黒いこと、鱗に黒斑がないこと、尾鰭が長くはっきりと二叉し、上下先端が尖ることでメジナと区別できる。相模湾以南の太平洋岸と東シナ海沿岸に分布し、メジナよりも南方系の分布を示す。東日本でオナガメジナ、オナガ、西日本でチャグレ、オナガグレ、オナガグロ、沖縄でクルシチューなどと呼ばれ、メジナと同様に釣りの対象魚として人気が高い。しかし同じサイズでもクロメジナの方が引きが強い。また、近海回遊魚だが、磯に居着く物も多く、その個体は回遊している物より大きいことが多い。また、色も茶色、黄色、青色、紫色がかった個体など、様々。
参考文献
- Girella punctata - Froese, R. and D. Pauly. Editors. 2008.FishBase. World Wide Web electronic publication. www.fishbase.org, version(09/2008).
- 岡村収・尼岡邦夫監修 山溪カラー名鑑『日本の海水魚』(メジナ科執筆者 : 荒賀忠一)ISBN 4-635-09027-2
- 蒲原稔治著・岡村収補訂『魚』保育社 エコロン自然シリーズ 1966年初版・1996年改訂 ISBN 4-586-32109-1
- 藍澤正宏ほか『新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方』講談社 ISBN 4-06-211280-9
- 檜山義夫監修 『野外観察図鑑4 魚』改訂版 旺文社 ISBN 4-01-072424-2
- 永岡書店編集部『釣った魚が必ずわかるカラー図鑑』 ISBN 4-522-21372-7
- 内田亨監修『学生版 日本動物図鑑』北隆館 ISBN 4-8326-0042-7
- 末広恭雄『魚の博物事典』講談社学術文庫
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、メジナ属に関するカテゴリがあります。
