モブキャラクター
ゲームなどに登場する、主要キャラクターに含まれないキャラクター
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類語
演劇やミュージカルでは同様の演者は「アンサンブルキャスト」や単に「アンサンブル」と呼ばれる。
群衆としてのモブ
元々映画業界においてエキストラの演じる群衆シーンを「モブシーン」と呼んでおり、この用語がアニメ業界にも流用されると、群衆をモブと呼ぶようになっていったとされる[5][注 1]。
1994年の書籍『Methods : 押井守「パトレイバー2」演出ノート』ではモブのキャラクター付けの問題が提起され[6]、また2000年の沖浦啓之のアニメ『人狼 JIN-ROH』ではモブの各キャラクターを一人一人の人間として描くことが行われた[7]。
モブは原則として名前を持たず、「群衆」として扱われる[1][8]。漫画やアニメの中で、名前が明かされるキャラクターの背景に描かれる、偶然そこに居合わせた通行人達などが、モブキャラの典型的な例である。
単体としてのモブキャラクター
名付けされてない背景キャラクターや端役(チョイ役)という意味でのモブキャラクターがいつから使われるようになったかは不明である。
またアニメでは2010年に放送された『けいおん!』2期(『けいおん!!』)のモブキャラクター「立花姫子」[注 2]が人気となって、モブキャラクターブームが起きていった[5][3]。
なお最初は名前がないモブキャラが人気となって準レギュラーキャラとして定着する場合もある(『らき☆すた』の「日下部みさお」「峰岸あやの」など)[5]。また、名前の設定が無いままレギュラーキャラクターとして登場したり、レギュラーではなくとも初期から断続的に登場する古参キャラクターとなる場合もある。
モブキャラという語が日本の社会に浸透するにつれ、単に地味な脇役に対しても用いられることがある。
海外におけるモブの語感の相違
モブキャラ、モブキャラクターは和製英語である。mobとは大勢の人または動物の中の無秩序で破壊的になりかねない一部分であり、「mobileやmobilityの俗語」として発生した語である[9][10]。英語の“mob scene”(モブシーン)は、群衆が騒ぎを起こす場面を意味する。
英語でのモブ (mob) は暴徒のニュアンスが強い[11][12]ため、「モブ」という名称に因んだキャラクター(例えば『モブサイコ100』の主人公「モブ」)は日本語圏と英語圏で異なる印象に解釈される可能性がある[12]。
モブ顔
モブ主人公
ネットゲームにおけるモブ
ネットゲームはもともと海外産が多かったためモブの用例も日本語とは異なっており、こちらは「ノンプレイヤーキャラクター(英: non player character, NPC)」やモンスターを意味する。ネットゲームのモブは映画のモブシーンとは関係なく、mobile objects(移動可能オブジェクト)の略称から来たものとなっている[16]。
ザコキャラ
モブキャラの中でも敵役のキャラクターの事をザコキャラと呼ぶ。雑魚キャラとも呼ぶ。強さは文字通りのロウェストクラス・ウィーケストクラスから並のボスキャラクターを上回る強さまで様々。