ヤツガシラ
ヤツガシラ科の鳥の一種
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ヤツガシラ(戴勝、八頭、学名:Upupa epops)は、鳥綱サイチョウ目ヤツガシラ科の1種である。
| ヤツガシラ | |||||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Upupa epops Linnaeus, 1758 | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ヤツガシラ(戴勝、八頭) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Eurasian Hoopoe | |||||||||||||||||||||||||||
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漢名は戴勝(たいしょう、簡体字: 戴胜、拼音: タイション)。現代中国語では俗に呼哱哱(拼音: フーポーポー)、山和尚(拼音: シャンホーシャン)とも[2]。
形態
分布
生態
亜種
6亜種に分かれる[5]。
- U. e. epops Linnaeus, 1758 - 北西アフリカ、ヨーロッパ、ロシア東部から中南部、中国北西部、インド北西部[5]。
- U. e. ceylonensis Reichenbach, 1853 - インド中部・南部、スリランカ[5]。
- U. e. longirostris Jerdon, 1862 - インド北東部から中国南部、インドシナ、マレー半島北部[5]。
- U. e. major Brehm, CL, 1855 - エジプト[5]。
- U. e. senegalensis Swainson, 1837 - セネガル、ガンビアから(アフリカ大陸を横断して)ソマリア[5]。
- U. e. waibeli Reichenow[6], 1913 - カメルーンから(アフリカ大陸を横断して)ケニア北西部、ウガンダ北部[5]。
文化

戦後になって皇居に1個体が飛来したときは、昭和天皇が観察を行っている。昭和天皇は皇居の庭に降り立ったヤツガシラを見るため、双眼鏡を持ってくるよう侍従に命じたが、サトイモの一品種であるヤツガシラと勘違いした侍従は「お芋を見るのに双眼鏡が何故いるのですか」と聞き返したという。生物学者としての一面を兼ね備えた昭和天皇らしいエピソードである。その後、香淳皇后がその絵を描いている。
古代エジプトで使われていた文字であるヒエログリフにもヤツガシラが描かれているため、Unicodeの U+13159 で表示することができる[7]。ガーディナーの記号表ではG22である。神聖な物として宗教施設によく描かれている[8]。以下にヒエログリフのヤツガシラを示す。
ユダヤ教の聖書とイスラム教のクルアーンには、ソロモン王とシバの女王が互いに情報を送る時に、ヤツガシラは重要な役目(伝令)を果たしたとの記述がある[9][10][7]。
イスラム教では、コーランの中でフドフド(Hudhud)と呼ばれる。
アリストパネスの喜劇の『鳥』はヤツガシラの住む森が題材となっている。 2008年5月29日、イスラエル建国60周年記念事業の一環として、投票により国鳥に選ばれた[11][リンク切れ]。
ギャラリー
- ヤツガシラ。冠羽は興奮すると広がる。図の違いは性差や個体差ではない。
- 兵庫県の民家の軒先に現れたヤツガシラ。
- 翼を広げた状態。
- 口の筋力が発達しているため、土にクチバシを差し込んだ状態で開くことができる。
- 巣に餌を持ち帰る親鳥。
