ヤマピット
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血統背景
競走生活
※馬齢は当時の表記とする。
3歳チャンピオン
1966年9月、ヤマピットは京都競馬場の新馬戦でデビューし、芝1100メートルを1分05秒5のレコードで逃げ切って、2着に大差を付けて勝った。このレコードは約60年を経た2025年現在も破られていない(ただし、2025年時点では、京都競馬場での芝1100メートルの競走は施行されなくなっている)。2戦目は不良馬場の3歳ステークスで、同じように新馬戦をレコード勝ちしてきた牡馬が相手だったが、ここでも大差で逃げ切った。11月の楓ステークス(1500メートル)でも従来の記録を1秒半短縮する1分31秒5で逃げ切り、2週間後のデイリー盃3歳ステークス(1600メートル)でも逃げ切り勝ちを収め、ふたたび記録を1秒半縮める1分38秒0のレコードを樹立した。
デビュー以来すべて逃げ切りの無敗の4連勝で、不良馬場の1戦をのぞくとすべてレコード勝ちのヤマピットは、関西の3歳チャンピオン決定戦である阪神3歳ステークスで単勝支持率50パーセントを超える本命になった。池江泰郎が騎乗したヤマピットは、内側の4番枠からスタートしたがほかの馬に包まれてしまい、デビュー以来はじめて先頭に立てないまま3着に敗れた。しかし5戦4勝のヤマピットはこの年の最良3歳牝馬に選ばれた。父のソロナウェーはテイトオー(日本ダービー優勝)や本馬の活躍によりこの年リーディングサイアーになった。
4歳チャンピオン
年が明けて4歳になると、緒戦の阪神4歳牝馬特別を逃げ切り、桜花賞へと駒を進めた。ところがこの年1967年(昭和42年)の春、厩務員の賃上げ要求にはじまる労働争議が紛糾し、3週にわたって中央競馬の開催が中止された。結局4月2日に開催予定の桜花賞は順延され、4月30日に京都競馬場で行われることになった。こうして桜花賞に出てきた20頭のうち、60パーセントを超す単勝支持率を得たヤマピットだったが、阪神3歳ステークスと同じように他馬につつまれると、大して見せ場もなく12着に大敗した。
2週間後、ヤマピットは続く優駿牝馬(オークス)で初めて関東の競馬場に遠征した。桜花賞のわずか2週間後で、長距離輸送のあとのヤマピットは大きく体重を落としていた。それでも1番人気に支持されたヤマピットは、スタートしてすぐに先頭に立つとそのまま2400メートルをずっと先頭で走りきり、後続に3馬身差をつけて優勝し、4歳牝馬の頂点にたった。ヤマピットの全競走歴の中で、保田隆芳が騎手を務めたのはこのときだけであり、保田にとっては29年ぶりの優駿牝馬勝利となった。秋は牝馬限定の競走がないため[1]菊花賞に挑み、途中まで逃げて大敗した。
この年ヤマピットは最良4歳牝馬に選出された。
古馬チャンピオン
5歳になると牡馬に混じって重賞に挑み、大阪杯と鳴尾記念を逃げ切り、オープン特別の夕月特別では1600メートルを1分35秒4のレコードで逃げ切った。鳴尾記念と夕月特別は8馬身差だった。牝馬による大阪杯優勝は、このあとエアグルーヴが勝つまで30年間なかった。ヤマピットはこの年、最良5歳以上牝馬に選ばれ、3年連続の牝馬のチャンピオンとなった。JRA賞の前身である啓衆賞まで含め、1954年の創設以来、3年連続チャンピオンはメイヂヒカリ以来2頭目、牝馬の3年連続チャンピオンは初である[2]。
母として
血統表
| ヤマピットの血統フェアウェイ系 / Fairway 3×5=15.62%、Polymelus 5×5=6.25% | (血統表の出典) | |||
父 * ソロナウェー Solonaway 1946 鹿毛 |
父の父 Solferino1940 鹿毛 |
Fairway | Phalaris | |
| Scapa Flow | ||||
| Sol Speranza | Ballyferis | |||
| Sunbridge | ||||
父の母 Anyway1935 鹿毛 |
Grand Glacier | Grand Parade | ||
| Glaspia | ||||
| The Widow Murphy | Pomme-de-Terre | |||
| Waterwitch | ||||
母 キユーピツト 1957 鹿毛 |
Nearula 1950 鹿毛 |
Nasrullah | Nearco | |
| Mumtaz Begum | ||||
| Respite | Flag of Truce | |||
| Orama | ||||
母の母 *マイリーMairie 1953 鹿毛 |
Supreme Court | Precipitation | ||
| Forecourt | ||||
| Lusignan | William of Valence | |||
| Blue Star F-No.7-e | ||||