ヨーク公
イギリスの公爵位
From Wikipedia, the free encyclopedia
歴史
第1期4代目のエドワード・プランタジネットがエドワード4世として即位して以来、ヨーク公の血縁による世襲は行われていない。これについては、エドワード4世より後のヨーク公は、男子を設けたものの子息に爵位を継がせる前に王位に就いているか、男子を残さずに薨去し家系が断絶しているからである。
ヨーク・オールバニ公フレデリックの死後ヨーク公位が暫く創設されず、その間即位していたヴィクトリア女王の次男アルフレッドはエジンバラ公を叙爵されたためヨーク公を継がなかった(なお、アルフレッドの唯一の男子ケント伯は父より先に死去しており、この男系も潰えた)。
エドワード7世の次男ジョージ は、結婚前に兄クラレンス公が未婚のまま亡くなったため、王太子となり、やがてヨーク公位は王冠に統合された。ジョージ5世の次男アルバートはここ300年で唯一親と同じ爵位を授かったヨーク公であるが、これは父の爵位を世襲したのではなく、父の即位後に改めて新規に叙爵されたものである。
当代のヨーク公であるアンドルーにも男子はおらず、また1996年の離婚後に再婚をしていない(2025年現在)。なお、アンドルーは2025年10月17日に、ヨーク公をはじめとするイギリス王室からの全ての称号・栄誉を返上すると声明を発表している[2][3][4]。 その後、10月30日にチャールズ3世はアンドルーからヨーク公を含むすべての爵位を剥奪した[1]。
ヨーク公一覧
ヨーク公 第1期(1384年)
- エドマンド・オブ・ラングリー (初代ヨーク公) (1341年 - 1402年)
- エドワード・オブ・ノリッジ (第2代ヨーク公) (1373年頃 - 1415年)
- リチャード・プランタジネット (第3代ヨーク公) (1411年 - 1460年)
- エドワード・プランタジネット (第4代ヨーク公) (1442年 - 1483年) 1461年に即位してエドワード4世
ヨーク公 第2期(1474年)
- リチャード・オブ・シュルーズベリー (初代ヨーク公) (1473年 - 1483年)
ヨーク公 第3期(1494年)
- ヘンリー・テューダー (初代ヨーク公) (1491年 - 1547年) 1509年に即位してヘンリー8世
ヨーク公 第4期(1605年)
- チャールズ・ステュアート (初代ヨーク公) (1600年 - 1649年) 1625年に即位してチャールズ1世
ヨーク公 第5期(1644年)
- ジェームズ・ステュアート (初代ヨーク公) (1633年 - 1701年) 出生時からヨーク公、1685年に即位してジェームズ2世
ヨーク・オールバニ公 第1期(1716年)
- アーネスト・オーガスタス (初代ヨーク・オールバニ公) (1674年 - 1728年)
ヨーク・オールバニ公 第2期(1760年)
- エドワード・オーガスタス (初代ヨーク・オールバニ公) (1739年 - 1767年)
ヨーク・オールバニ公 第3期(1784年)
- フレデリック (初代ヨーク・オールバニ公) (1763年 - 1827年)
ヨーク公 第6期(1892年)
- ジョージ (初代ヨーク公) (1865年 - 1936年) 1910年に即位してジョージ5世
ヨーク公 第7期(1920年)
- アルバート (初代ヨーク公) (1895年 - 1952年) 1936年に即位してジョージ6世
ヨーク公 第8期(1986年)
- アンドルー (初代ヨーク公) (1960年 - ) 2025年にチャールズ3世によって剥奪される。