ラハール
火砕物重力流
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ラハール(ジャワ語: Wlahar、インドネシア語: lahar、ヒンディー語: लहर)とは、火山砕屑物が水により流動性を持ち重力に引かれ流動する(火砕物重力流)現象で、水と共に山の斜面を流れ下る現象である。火山泥流(かざんでいりゅう、英: volcanic mud flow)と同義語として扱われているが、言葉の定義は年代や研究分野により変化をしており定まっていない[1]。1919年、インドネシアのケルート山の噴火で初めて科学的に調査され、現地語から命名された。元来のヒンディー語での意味は波である[注釈 1]。



解説
歴史に残る事例
- インドネシアのケルート山
- 1640年(寛永17年) - 駒ヶ岳噴火津波[3]。死者約700名。
- 1783年(天明3年) - 天明大噴火。
- 1888年(明治21年) - 1888年の磐梯山噴火。噴出物(噴煙柱)に水分が多量に含まれていたため発生[4]。
- 1926年(大正15年)5月24日 - 北海道の十勝岳。噴火で山頂付近の雪が融解し、泥流が発生した。死者144人[5][6]。→「1926年の十勝岳噴火」を参照
- 1953年12月24日 - ニュージーランドのルアペフ山。火口湖の水がラハールとなり鉄道橋を損傷、列車を巻き込んで崩落した。死者151人[7]。
- 1985年11月13日 - コロンビアのネバドデルルイス火山。火砕流で山頂付近の氷河が融解した事で大規模な泥流が発生し、麓のアルメロ市を壊滅させた。死者21,500人。
- 1991年 - フィリピンのピナトゥボ山。20世紀最大の大噴火。大量に降り積もった火山灰が雨季になる度に豪雨で流下した。
- 2006年11月 フィリピンのマヨン山で台風21号に伴い発生。死者620名、行方不明710名、倒壊家屋約9000戸の被害[8]。
- 2010年 - インドネシアのムラピ山。
- 2021年12月4日 - インドネシア・スメル山。