ラーマ

『ラーマーヤナ』の登場人物 From Wikipedia, the free encyclopedia

ラーマ: रामRāma)は、インド神話叙事詩ラーマーヤナ』の主人公。イクシュヴァーク王朝に生まれた薔薇色の瞳を持つ英雄で、インドの理想君主像であり、ダルマを体現したとされる。シーターを妃とした。

他の名前 ラーマチャンドラ、ラーガヴァ、プルショッタマ英語版
タミル文字 ராமர்
概要 ラーマ (Rāma), 他の名前 ...
ラーマ (Rāma)
理想的な人間、ダルマの体現者、至高存在英語版ラーマナンディ教団英語版)、ダシャーヴァターラの一員。
Holding arrows, Rama stands in princely attire with a serene expression.
矢を持つラーマ(19世紀初頭の描写)
他の名前 ラーマチャンドラ、ラーガヴァ、プルショッタマ英語版
デーヴァナーガリー राम
サンスクリット Rāma
タミル文字 ராமர்
タミル語 Rāmar
デーヴァナーガリー राम
位置づけ ハヌマーンラクシュマナシーター
住処 アヨーディヤー英語版ヴァイクンタ英語版
マントラ ジャイ・シュリー・ラームハレー・ラーマ英語版ジャイ・シヤー・ラーム英語版ラーマナーマ英語版
武器 シャランガ英語版(弓)、
動物 ヴァナラ(猿族)、ジャターユ(鳥)
シンボル 弓、矢、アヨーディヤー
配偶神 シーター
ダシャラタ英語版(父)、カウサリヤー(母)
兄弟 ラクシュマナバラタシャトルグナ
子供 ラヴァ英語版クシャ英語版
聖典ラーマーヤナ』およびその諸版本
信仰の中心 インドの旗 インド(特にウッタル・プラデーシュ州
祝祭 ラーマ・ナヴァミー英語版ヴィヴァーハ・パンチャミー英語版ディーワーリー
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概要

コーサラ国の都アヨーディヤーダシャラタ英語版王と妃カウサリヤーとの間に長子として生を受け[1]、異母兄弟にバラタラクシュマナシャトルグナがいる。『ラーマーヤナ』によると、彼ら4兄弟はいずれもラークシャサ羅刹)の王ラーヴァナを倒すために生まれたヴィシュヌ神の4分身であるという。大聖ヴィシュヴァーミトラの導きによって、ミティラーの王ジャナカを尋ね、そこで王の娘シーターと出会い、結婚する。しかしバラタ王子の母カイケーイー妃によって、14年の間アヨーディヤを追放された。ダンダカの森でラーヴァナによってシーターを略奪され、これをきっかけにラークシャサ族との間に大戦争が勃発する。

信仰

11世紀以降、ラーマ崇拝はヒンドゥー教の二大主流信仰の一つとなり、15世紀にはラーマナンダの改革を経てラーマ派が形成されました。同派は平等な敬虔を主張し、多くの低カースト信徒を取り込みました。北インドのヴィシュヌ教ヴィシュヌにおいて、ラーマは最高神とみなされ、万物を包摂するブラフマーの唯一の化身とされています。この信仰は『ラーマーヤナ』とともに東南アジアに伝播し、十首の魔王ラーヴァナ(Ravana)を打ち負かしたラーマを祝うダセーラー(Dussehra、十勝節)はヒンドゥー教で最も盛大な祝祭日で、別名凱旋祭とも呼ばれます。儀式は計10日間にわたり、9月から10月に行われます。

その他

神話上、特にヴァイシュナヴァ派では、ヴィシュヌアヴァターラ化身)であるとされる。神の化身としてのラーマへの信仰は篤く、マハトマ・ガンディーは死の際に「ヘー・ラーム」(神よ)と言った。この「ラーム」とはラーマのことである。 『ラーマーヤナ』の童子編において、ラーマはシーターを娶るためシヴァの弓を引きちぎった。その恐ろしい音は世間全体を震撼させ、パラシュラーマの耳にも届いた。パラシュラーマはラーマの結婚行列の途中に立ちはだかり、力を比べようとしたが、ヴィシュヌの別の弓もラーマに引き開けられると、その姿を見たパラシュラーマはラーマの武勇と徳行を認め、「かけがえのない強者だ」と叫んだ。その後、彼は自らの修行の場へ帰り隠遁した。

ギャラリー

脚注

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