ワカモレ

メキシコ料理のサルサの一種 From Wikipedia, the free encyclopedia

ワカモレスペイン語: guacamole [wakaˈmole, ɡwakaˈmole] ( 音声ファイル))とは、すりつぶしたアボカド唐辛子トマト玉ねぎレモンチレセラーノなどを加えて作られるメキシコ料理サルサ(ソース)である[1][2][3][4]

ワカモレ

名称の由来は、ナワトル語でアボカドとソースを意味する単語である(Ahuacamolli = Ahuacatl(アボカド)+ molli(ソース))[3]タコスケサディーヤタマルチャルーパ、ノパルなどの料理にも使用されたり[5]トルティーヤ・チップスなどに付けて食べられる[4]

片仮名表記では、グァカモレ[6]、グワカモレ[7]、グワカモーレ[8]、ガカモーレ[9]、グアカモーレ[10]、ワカモーレ[11]、グァカモーレ[12]、グアカモレ[13]、ガカモレ[14]と書かれることもあるが、本稿ではワカモレに統一する。

材料と製法

メキシコにおいてアステカの時代には存在していたとされており、元々はアボカド、トマト、唐辛子、塩で作られていたが、スペインによる植民地化の時代を経て、ヨーロッパから渡来した玉ねぎ、ニンニク、レモン、ライムコリアンダーなどが加えられるようになった[15][3][16]。世界中で、地域によって様々な異なる材料で作られている[17][18]

現地での伝統的な製法では「モルカヘテ英語版」(molcajete)と呼ばれる石臼と「テホロテ」(tejolote)という短いすりこ木のような石ですりつぶして作られる[16]ボウルとフォークで材料を潰す製法でも作られている[4]

メキシコ国外での受容

米国では1833年からアボカドの栽培が始まり[19]、1920年代ごろから高級食材として食べられるようになったが[20]、1950年代もしくは1970年代ごろまで広くは受け入れられていなかったとされている[19][20]。1990年代にアボカドの広報活動としてNFLの選手や報道関係者にワカモレが無料で提供され[20]、特にスーパーボウルの観戦では定番の食べ物になった[21][22][23]。1994年からはメキシコから米国へのアボカドの輸出が許可され、2022年には米国で食べられるアボカドの8割はメキシコから輸入されている[22]。他にも5月5日にあるシンコ・デ・マヨでもワカモレが食べられている[24][25][15]

日本では2000年ごろからアボカドの栄養価の高さが評価されるようになり[26]、2007年から2016年で日本へのアボカドの輸入量は3倍に増えた[27]。2019年時点で、日本に輸入されるアボカドの9割はメキシコからの輸入である[27]。2022年に行われた調査では、日本でのワカモレの認知度は4割程度だった[28]

2018年、メキシコの加工食品としてのワカモレの輸出量は78,863トンに達し、メキシコは世界をリードするアボカド生産国および輸出国となった[29]

出典

外部リンク

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