貨物上屋
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港湾では、岸壁の後背地に設けられて、やはり地上の輸送手段と船舶との間の荷捌き、取り回し作業に用いられている。港湾法では港湾施設のひとつ[5]と位置付けられている。航空機とは異なり、船舶用の海上コンテナは地上の交通手段であるトラックや鉄道で一貫輸送されることが一般的である。このため、コンテナ化が進行した現代では上屋における作業が行われることはあまりなく、港には岸壁とコンテナ扱いのクレーン、コンテナの保管場ばかりが目立つということになっている。
在来型の貨物船で運ばれる貨物や、コンテナでも港において複数の荷主の貨物を1つのコンテナに詰め合わせて輸送する場合などでは上屋での作業を伴うことがある。輸送形態により、荷主から船へ貨物を直送したり、一旦港の倉庫で保管したりするため、陸上輸送や保管、船積みに関する費用や責任を誰が担当するかは様々である。そのパターンに応じて名前が付けられており、例えば「本船直背後上屋受けエプロン出し」という形態では、貨物上屋まで貨物を運び込む責任が荷主、または荷主から依頼された陸上輸送業者にあり、上屋から船積みに関する責任は船会社、または船会社から依頼された港湾荷役業者にある。上屋内部での管理責任が誰にあるかはさらに細分されている。このように上屋は海陸一貫輸送業務における責任分界点となることもある。
