不動態
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反応機構
酸化被膜の厚みが時間とともに増加するのだが、この反応機構を解明する要請は大きい。主な要因としては、母材金属の体積に対する酸化被膜の体積、金属酸化物から母材金属へ酸素原子が拡散するメカニズム、酸化物の相対的な化学ポテンシャルなどがある。酸化物層が結晶質である場合、結晶粒間の粒界は、酸素原子が下部の酸化されていない母材金属に到達する主要な経路を形成する。このため、粒界がない酸化ガラス被膜は酸化反応が遅くなる。不動態の形成に必要だが十分でない条件は、電位-pH図に示されている。防錆剤(腐食防止剤)の一部は、塗布した金属の表面に不動態化層を形成するのを促進する。溶液に溶けた化合物(クロム酸塩、モリブデン酸塩)は、金属表面に非反応性で溶解度の低い被膜を形成することがある。