中立主義
他国と軍事同盟を結ばない政策
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概説
スウェーデンの例
スウェーデン王国においては、1843年にイギリスとロシア帝国に対して中立政策を表明したことがその源流となった[2]。スウェーデンでは、これを中立外交と呼んでいるが、以後およそ180年に渡って中立主義を維持してきた(ただし、19世紀半ばは瀬戸際外交、第二次世界大戦期には、中立義務違反を犯している)。これを「戦時の中立のための非同盟」または「中立国スウェーデン」と言う。
中立国スウェーデン(Neutrala Sverige)は、スウェーデン側でも用いられてきた経緯があり[3]、中立主義は、スウェーデンの伝統とも言うべき外交政策であった。また、20世紀中には外交政策に加え、武装中立政策を推進していた[4]。冷戦終結とソビエト連邦の崩壊後、スウェーデンの中立政策は徐々に解消され、1995年、スウェーデンは欧州連合に加盟し、EUの共通外交・安全保障政策と連携した[5] 。2022年、ロシアによる本格的なウクライナ侵攻後、スウェーデン政府はNATOへの加盟を申請し、2023年3月にNATOへ加盟した事で、スウェーデンの約200年間に及んだ中立政策が幕を下ろした。