使用域
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用例
日本人は相手の年齢や立場、状況によって言語の使用方法を変える。これが使用域である。特に日本語では男性語と女性語の違いが大きい。例えば、成人男性なら、上司に対して「わたし」とか「わたくし」といい、同僚に対しては「ぼく」、友人に対しては「おれ」、自分の子どもに対しては「パパ」「お父さん」、小さな子どもに対しては「おじさん」と自称し、言葉の使い方もそれに合わせたものを話す。職場で話す時と、家庭で話す時と、飲み屋で話す時と、内緒話をする時などでも使用域が異なる。また、話し言葉と書き言葉も使用域が異なる。
日本語には「役割語」(金水敏の用語[3])があり、実際に使われているかどうかは別に、例えば「〜のう」は老人の役割を表し、「かたじけない」は武士や剣士の役割を表し、「ほほほ」は女性の笑い声としての役割を果たしている。