その役割は、紳士に対する近侍(バレット)ときわめてよく似ている。伝統的に侍女は雇われ人(リテーナー)であっても召使(サーヴァント)ではないコンパニオンよりもランクは低いが、その報酬には居室と食事、(女主人のお供をしての)旅行やそれなりの社会的地位が伴っていて、その出自も低くないことが多い。そして、下級使用人や訪問先の他家の使用人からは「お嬢さま」(ミス)と呼びかけられるなど、使用人に対してはその女主人と同等の優位を保っていた。侍女の仕事は、化粧、髪結い、服装・装飾品・靴などの選択、衣装の管理、そしてそのほか全般の買い物について女主人を補佐することであった。