兵庫県第2区
日本の衆議院議員小選挙区の一つ
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区域
現在の区域
2017年(平成29年)公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。2017年の区割り変更により、西宮市北部に位置する山口支所と塩瀬支所の管内が7区より移行している。
沿岸部に位置する下町・工業・港湾地帯であり、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫区と長田区、兵庫区と同じ神戸電鉄有馬線・国道428号の沿線で六甲山地の北側に位置し、鈴蘭台や北神地域などの新興住宅地や有馬温泉を擁し、山田錦などの栽培で農業も栄えている北区、JR宝塚線・国道176号の沿線で西宮名塩ニュータウン・北六甲台ニュータウンなどのニュータウンや武田尾温泉を擁し様々な繋がりから北区と一体化した西宮市北部で構成されている。
神戸市北区・西宮市北部は西日本有数の高速道路の結束点であり、その関係で北区北神地域や西宮北部の山口地域には物流拠点や工場も多く設置されている。
このため、北区・西宮北部と兵庫区・長田区の環境は異なりかつ距離感もあり、また有権者意識にも大きな差がある。
2017年以前の区域
1994年(平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3]。
- 神戸市
- 兵庫区
- 北区
- 長田区
歴史
1996年は新進党のブームに乗り、2000年以降は選挙協力により自由民主党が候補を擁立しなかったため公明党の赤羽一嘉が連続で当選し続け、比例復活も含めて自民党の議員が1人も選出されていない数少ない選挙区の1つとなっている。2000年の第42回衆議院議員総選挙では、兵庫県独自の枠組みによる「連合・五党協」の影響から民主党も候補を擁立できず、兵庫8区のように保守系候補が無所属で出馬することもなかったため「『公明・共産・自由連合』の究極の選択」と揶揄された。
2003年の第43回衆議院議員総選挙からは公明党と民主党による本格的な与野党対決となる。第43・44回は赤羽が制したが、第45回は民主党の新人向山好一が民主党への強力な追い風に乗り初当選した。第46回では赤羽が向山を大差で破って返り咲いた。第47回でも赤羽が向山を下して当選。その後、向山は兵庫県議会議員に転じた。区割変更後最初の総選挙となった第48回でも赤羽が無所属で出馬した舩川治郎を破り当選を果たしている。
2021年の第49回衆議院議員総選挙でも赤羽が制し舩川の比例復活を阻止したが、 2024年の第50回では日本維新の会が落下傘候補で医師の阿部圭史を擁立、赤羽が制し、阿部は比例復活したが、舩川の比例復活を阻止。
奈良県出身の高市早苗が首相になってから行われた2026年の第51回衆議院議員総選挙では、立憲と公明の新党中道結成に伴って赤羽が比例単独に回り、候補者を舩川に一本化した。自民は神戸市議の坊恭寿と兵庫県議の奥谷謙一で公認争いが起きたが、維新側の強い要請によってどの候補にも公認を出さない珍しい選挙区となった[4]。結果的には29年ぶりの自民党議席奪還を目指した坊が無所属で出馬することとなったが、比例前職の阿部が小選挙区で当選し、舩川の比例復活を阻止した。
上記の通り、自公連立政権下において一貫して自民党が候補者を擁立せず当時連立与党であった公明党の候補者を擁立し、さらに自維連立政権下の2026年(第51回)も自民党が公認候補を擁立しなかったこともあり、自民党の候補者が小選挙区で一度も当選したことがない数少ない選挙区である[5]。
小選挙区選出議員
選挙結果
時の内閣:第1次高市内閣 解散日:2026年1月23日 公示日:2026年1月27日
当日有権者数:37万5717人 最終投票率:50.66%(前回比:
0.32%) (全国投票率:56.26%(
2.41%))
時の内閣:第1次石破内閣 解散日:2024年10月9日 公示日:2024年10月15日
当日有権者数:37万9096人 最終投票率:50.98%(前回比:
0.01%) (全国投票率:53.85%(
2.08%))
時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:38万5611人 最終投票率:50.97%(前回比:
4.99%) (全国投票率:55.93%(
2.25%))
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 赤羽一嘉 | 63 | 公明党 | 前 | 99,455票 | 54.21% | ―― | 自由民主党推薦 | |
| 舩川治郎 | 54 | 立憲民主党 | 新 | 61,884票 | 33.73% | 62.22% | 国民民主党兵庫県連推薦 | ○ | |
| 宮野鶴生 | 64 | 日本共産党 | 新 | 22,124票 | 12.06% | 22.25% |
時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:39万1704人 最終投票率:45.98%(前回比:
2.03%) (全国投票率:53.68%(
1.02%))
時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:35万3378人 最終投票率:48.01%(前回比:
7.15%) (全国投票率:52.66%(
6.66%))
- 向山は2015年の第18回統一地方選挙で実施された兵庫県議会議員選挙に北区選挙区から立候補し、当選。その後、第50回は兵庫3区より立候補し、比例復活当選。
時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:55.16% (全国投票率:59.32%(
9.96%))
- 五島は2013年に執行された神戸市議会議員補欠選挙(北区選挙区)に立候補し、当選。
時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 (全国投票率:69.28%(
1.77%))
時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(
7.65%))
- 泉は2011年の第17回統一地方選挙後半に執行された明石市長選挙に立候補し、当選。
時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(
2.63%))
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧 | 得票数 | 得票率 | 惜敗率 | 推薦・支持 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 赤羽一嘉 | 45 | 公明党 | 前 | 83,379票 | 43.21% | ―― | ||
| 比当 | 泉房穂 | 40 | 民主党 | 新 | 80,061票 | 41.49% | 96.02% | ○ | |
| 平松順子 | 54 | 日本共産党 | 新 | 29,510票 | 15.29% | 35.39% |
時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(
2.84%))
時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(
8.11%))