出エジプト記
イスラエルの脱出と十戒の授与
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構成
エジプト脱出とシナイ山での契約が二つの大きなテーマとなっている。キリスト教において旧約聖書という時、「旧約」すなわち古い契約というのはこのシナイにおける神と民との契約のことをさしている。
- エジプト脱出
- ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況(1章)
- モーセの物語(2章 - 4章)


成立
『出エジプト記』はエジプト脱出の物語に後から契約の内容と細かい規定が組み合わされて完成したと考えられている。長年J資料、E資料、P資料及び申命記からの影響から出エジプト記が成立したと考えられてきたが、近年になり様々な説が出されるようになり、学問的同意は得られていない。フレットハイムは基本的な出エジプト記のストーリーは王国時代以前に成立し、J資料やE資料などが付け加えられて様々な時代の伝承が組み合わされて出エジプト記が成立したとする。[4]
内容
エヒイェ・アシェル・エヒイェ
モーセは飼っていた羊の群れを追ってホレブ山にたどり着いた。そこで燃え尽きない柴を目に留め、不思議に思っていると、神からの呼びかけがあったという(モーセの召命)。イスラエルの民をエジプトから導き出すよう神から命ぜられたモーセは、自分自身を誰から遣わされた者としてイスラエルの民に紹介すればよいか、と神に問う。すると、
この「エヒイェ」のギリシャ語訳「エゴー・エイミ」[注釈 7]は、新約聖書ヨハネによる福音書などでイエスによって用いられることになる[6]。
魔女
22章18節にある「呪術を使う女はこれを生かしておいてはならない」という部分が『欽定訳聖書』では「魔女」(witch) と訳され[7]、この『聖書』が広く読まれたことで、魔女狩りの『聖書』における根拠とみなされることになった。
