初日の出
1月1日の日の出と、それにまつわる日本の文化
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概要


初日の出の習慣は、日本古来のものであるが、人口百万を擁する大都市、江戸では盛んにおこなわれ、特に芝高輪の愛宕山と神田湯島が二大名所だった[1]。全国では明治以降に盛んになったと言われている[2]。四方拝という天皇の元旦の儀式が始まりで、それが庶民の間に現在の形で広まり、初日の出を拝むという習慣になった。
初日の出の時刻は毎年ほとんど決まっているため、国立天文台の電話相談室の担当者だった理学博士の長沢工によれば、11月頃になると、国立天文台の相談室には旅行会社などから「本土で最も早い初日の出が見られるのはどこか?」という質問が多数寄せられ、天文台側も50箇所から60箇所の初日の出スポットの時刻計算リストを作り、質問に答えている[3]。
全国各地に初日の出スポットがある。水平線を見渡せる海岸や山頂、展望台、高層建築物(高層ビルや高層マンション、電波塔など)の最上階や屋上などである。このため、元日当日は展望台付高層建築物の営業時間を早朝からに前倒ししたり[4][5]、航空会社では「初日の出フライト」と称したチャーター便の特別運航を行っている[6]。民間放送でもニュース・情報番組にて富士山上空からの初日の出を生中継しているテレビ局もある[7]。
また、初日の出の際に、願い事やその年の決意などを祈ることが多い。季節柄、曇りや雨、雪の多い日本海側よりも、晴天の多い太平洋側の方が見られる確率が高い。
