口承
知識や芸術、アイデア等の文化的な情報が口頭で世代を超えて保存・伝達されていく人間のコミュニケーションの形態
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概要
口承または口伝えの文化は、文字体系のない文明において、人から人もしくは世代を超えての情報伝達の手段であったが、その一方では芸能としての側面も存在し、文字体系が確立されてからも、口承は世界各地で今日も行われている。こういった活動はヒトが人間(社会を形成するヒト)として言葉を獲得して以降に自然発生的に見出されるもので、それに関する文化・記録は洋の東西・古今を問わず見出され、普遍的である。
情報を伝える行為のひとつであり、文字文化以前に情報を保持する役割を果たしてきたものでは、舞や踊りのほか儀式など身体を使う様式化した所作、壁画といった図画を用いるもの、意味のある文様を織り込んだ布や結縄などがある。
書き留められる前に口承文学とオーラル・ヒストリー(口述された歴史)とが組み合わされた代表的な例として、前8世紀の古代ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩『イリアス』(イーリアス)・『オデュッセイア』(オデュッセイアー)がある。
