国花

国の象徴とされる花 From Wikipedia, the free encyclopedia

国花(こっか、: Floral emblem)とは、その国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花である。

日本を代表する花のひとつ、桜

各国の事例

国の象徴とされるFloral emblemは、必ずしもとは限らず、農作物樹木隠花植物が指定されることもある。ただし国によっては国樹や国果としてそれらを制定し、国花はまた別、あるいは指定しないといった対処をしているところもある。一般にヨーロッパでは花卉が多いが、ヨーロッパ以外では花卉が指定されることは少ない。またその国の原産であったりその国に広く見られるものとも限らない(むしろ外来種が指定されることが多い)。指定範囲も単一種を指定する場合もあれば、複数種を指定することもある。園芸植物の場合は細かく花の色まで特定したり、それとは逆に大まかに属科レベルで指定する場合もある。中にはアイルランドのシャムロックのように、特定種ではなく表象的な外見の形状(三分岐の掌状複葉、いわゆる三つ葉のクローバー型の葉を有する)で指定する場合もある。

国花の選定方法は各国により異なり、法律や議会の議決、勅令や政令で定められたり国民投票で決定したもの、故事や伝説にちなんだもの、長年の慣習によるもの、王室の象徴として用いられていたものなどがある。最後のケースではイギリスバラ(テューダー・ローズ)といった、王室がエンブレムとして選定していたものが有名である。現在ある国花の多くは公的な手続き、裏付けを欠く慣習上のものであり、成文法に基づき国花を指定制定する例は実際には少数派である。日本にも法定の国花はなく、国民に広く親しまれているや皇室の家紋のモチーフであるが事実上の国花として扱われている。国花はコインや紙幣、旅券切手などの意匠としてしばしば使用されるため、濫用を避ける意味で一部国の国花は世界知的所有権機関に届け出られ、管理下に置かれている。

各国の国花

表を見るにあたっての注記について記載する。

国樹 は、公式、慣習上を問わず国樹、国木としての意味が強いものを示す。

歴史 は、現在は当該国の官民ともに国花としての意識はないのだが、歴史的経緯から対外的に国花として扱われることが多いものを示す。

アジア

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国花画像備考
アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャンなしヒマワリ、またはブドウとする資料もある[要出典]
アフガニスタンの旗 アフガニスタン赤いチューリップ Red tulip
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦なしマリーゴールド、ヒャクニチソウ、現在選考中とする資料などがある[要出典]
アルメニアの旗 アルメニアなしコーヒー、アネモネとする資料もある[要出典]
イエメンの旗 イエメンアラビカコーヒーノキ Coffea arabica
イスラエルの旗 イスラエル国樹 オリーブ Olea europaea
シクラメン Cyclamen persicum
イスラエルは園芸種シクラメンの原産地。
イラクの旗 イラク赤いバラ Red rose
イランの旗 イラン黄色いつる性のバラ[1] Yellow rose
画像は原種バラの1種 Rosa persica
チューリップ Tulip
国章はこの花卉を外形を表している。Tulipa sylvestris に絞るとする資料[1]もあるが、イランは多数の原種チューリップ自生地なので T. sylvestris のみが国花とは考え難い。
インドの旗 インド Nelumbo nucifera
国樹 印度菩提樹 Ficus religiosa
インドネシアの旗 インドネシアメラティ(マツリカ) Jasminum sambac
ジャスミンの1種。国民の花。1990-6-5に制定されたがそれ以前から慣習的に国花とされていた。1993年に大統領令[2]にて追認。ケソケイ Jasminum multiflorum とする資料[3]もあるが、大統領令には記載がなし
コチョウラン Phalaenopsis amabilis
魅惑の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
ラフレシア Rafflesia arnoldii
珍奇の花。1990-6-5に制定され1993年に追認。
スマトラオオコンニャク Amorphophallus titanum
上記3種の追認以降に珍奇の花に追加された。
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタンなしチューリップとする資料などがある
オマーンの旗 オマーン赤いバラ Red rose
カザフスタンの旗 カザフスタンチューリップ Tulip
カタールの旗 カタールナツメヤシ Phoenix dactylifera
大韓民国の旗 韓国ムクゲ Hibiscus Syriacus
国章はこの花を基にデザインされている。国歌にもこの花の名が登場する。
カンボジアの旗 カンボジアルムドゥアルMitrella mesnyiバンレイシ科の1種。勅令[4]により制定。
Oryza sativa
朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮[注 1] Prunus salicina
木蘭(オオヤマレンゲMagnolia sieboldii ssp. sieboldii
キルギスの旗 キルギスワタ Gossypium arboreum
バラ Rose
チューリップ Tulip
最近はヒヤシンスも国花とする資料がある
クウェートの旗 クウェートアル・アルファジ Rhanterium epapposum
キク科の1種。
サウジアラビアの旗 サウジアラビアバラ Rose
画像の品種名はアラビア。
ジョージア (国)の旗 ジョージアヨーロッパブドウ Vitis vinifera
ジョージアに限らず、中央アジア諸国は古くからのワインの銘醸地が多い。最近ではユリとする資料もある。
シリアの旗 シリアダマスクローズ Rosa damascena
全く異なる名[注 2]を挙げている資料もあるが、明白な理由付けがある(ダマスクはシリアの首都ダマスカスの意)のはこれだけ。
シンガポールの旗 シンガポールバンダ・ミスジョアキム Vanda hookeriana × V. teres
ラン科バンダ属の交配種。この花がシンガポール国内で初めて作出された蘭の園芸品種であることによる。
スリランカの旗 スリランカニル・マーネル Nympheae stelleta syn. N. nouchali
青いネッタイスイレン
タイ王国の旗 タイナンバンサイカチ Cassia fistula
スイレン[5] Nymphaea
画像はアカバナスイレン N. rubra
中華民国の旗 台湾 Prunus mume
タジキスタンの旗 タジキスタンなしあるとする資料はカルミア Kalmia latifoliaヘリコニア、シクラメン、ワタ、チューリップなどを挙げているが、どれ1つとして植物名が一致していない。
中華人民共和国の旗 中国中華人民共和国の旗 中国大陸なし現在国花選定中。候補は牡丹のほか梅も挙げられているが、過去に何度か国民投票を実施した際には牡丹と梅が常に1位、2位を占めていた。近年では、国旗の五つ星を象徴できるため、牡丹・梅・菊・蓮・蘭の五つの花を全て中国の国花にしようとの意見もある。[6]
香港の旗 香港バウヒニア Bauhinia blakeana
マメ科の1種。英名 Hong Kong orchid tree から誤ってランの1種などと記されることがある。
マカオの旗 マカオ Nelumbo nucifera
アラゲノボタンとする資料がある
トルクメニスタンの旗 トルクメニスタンなしアスター(エゾギク)とする資料がある[注 3][注 4]
トルコの旗 トルコチューリップ Tulipa gesneriana
園芸種T. gesneriana でなく原種の1つ T. sylvestris だとする資料[7]もある。なおトルコは園芸種チューリップ発祥の地である。
日本の旗 日本[8][注 5] Cerasus
一般に国を象徴する花として語られコイン切手意匠として採用されてきたが法定のものではない。
Chrysanthemum × morifolium
菊は国より皇室の象徴としての意味が強い。
ネパールの旗 ネパールラリグラス Rhododendron arboreum
シャクナゲの1種
パキスタンの旗 パキスタンソケイ Jasminum officinale
ジャスミンの1種
パレスチナ国の旗 パレスチナ国樹 オリーブ Olea europaea
バーレーンの旗 バーレーンなし
バングラデシュの旗 バングラデシュシャープラ (ネッタイスイレン)Nymphaea pubescens
憲法[9]条文中で宣言。
東ティモールの旗 東ティモールなし
フィリピンの旗 フィリピンサンパギータ(マツリカ) Jasminum sambac
ブータンの旗 ブータンメコノプシス・ホリデュラ Meconopsis horridula
青いケシの1種。
ブルネイの旗 ブルネイカンボクビワモドキ Dillenia suffruticosa
マレー語ではシンポーアエルsimpoh ayer)と呼ぶ。また古い属名は Wormia であり、「ウオーミヤ」の名で言及した文献も存在する[10]
 ベトナム紅い蓮 Red lotus
国樹 Bomboo
マレーシアの旗 マレーシアブンガラヤ(ブッソウゲ) Hibiskus rosa-sinensis
ミャンマーの旗 ミャンマーサラノキ Shorea robusta
カリン (マメ科) Pterocarpus indicus
アカバナサンタンカ[11]Ixora coccinea
アカネ科の1種。
モンゴルの旗 モンゴルセイヨウマツムシソウ Scabiosa atropurpurea
ヨルダンの旗 ヨルダンブラックアイリス Iris nigricans
ラオスの旗 ラオスインドソケイ Plumeria rubra
単にプルメリアといった場合、通例はこの種を指す。
レバノンの旗 レバノン国樹レバノンスギ Cedrus libani
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アフリカ

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国花画像備考
アルジェリアの旗 アルジェリアバラ Rose
エチオピアの旗 エチオピアカラー(オランダカイウ) Zantedeschia aethiopica
 エジプトロータス(ヨザキスイレン) Nymphaea lotus
ガーナの旗 ガーナナツメヤシ Phoenix dactylifera
ガボンの旗 ガボンカエンボク Spathodea campanulata
コートジボワールの旗 コートジボワールヤシ Palm
 コンゴ民主共和国 [注 6]ニオイマホガニー Khaya
センダン科の1属。画像は7種あるうちの1種 Khaya senegalensis
カメルーンの旗 カメルーンプルヌス・アフリカナ Prunus africana
シエラレオネの旗 シエラレオネギネアアブラヤシ Elaeis guineensis
ジンバブエの旗 ジンバブエグロリオサ・ロスチャイルディアナ Gloriosa rothschildiana
スーダンの旗 スーダンブッソウゲ Hibiskus rosa-sinensis
赤道ギニアの旗 赤道ギニアカポック(パンヤ) Ceiba pentandra
セネガルの旗 セネガル国樹 バオバブ Adansonia sp.
チュニジアの旗 チュニジアミモザ Mimosa 正式に制定された国花。種としてはフサアカシア Acacia dealbataギンヨウアカシア Acacia baileyana など。
オオバナソケイ Jasminum grandiflorum
ジャスミンの1種。公認の国花ではないが国民に人気があり、2010-11年の革命もこの花の名を冠して呼ばれる。
ナイジェリアの旗 ナイジェリアコスタス・スペクタビリス Costus spectabilis
ショウガ目オオホザキアヤメ科の1種。東南アジア原産の外来種。
ナミビアの旗 ナミビアウェルウィッチア(奇想天外、砂漠万年青)Welwitschia mirabilis
ボツワナの旗 ボツワナモロコシ Sorghum bicolor
マダガスカルの旗 マダガスカルポインセチア Euphorbia pulcherrima
国樹タビビトノキ Ravenala madagascariensis
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国キングプロテア Protea cynaroide
モーリシャスの旗 モーリシャストロチェティア Trochetia boutoniana画像募集中アオイ科の1種。マスカレン諸島固有種。
モロッコの旗 モロッコバラ Rose
リビアの旗 リビアザクロ Punica granatum
リベリアの旗 リベリアコショウ Piper nigrum
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ヨーロッパ

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国花画像備考
アイスランドの旗 アイスランドチョウノスケソウ Dryas octopetala
アイルランドの旗 アイルランドシャムロック Shamrock
形状からの指定で特に種を定めない。具体例はカタバミ(左)、シロツメクサ(右)等。
アルバニアの旗 アルバニア赤と黒のケシRed and black poppy
赤と黒は国旗の配色に基づく。
国樹 ヨーロッパナラ Quercus robur
アンドラの旗 アンドラクチベニスイセン Narcissus poeticus
13世紀ごろから国を象徴する花として扱われており、切手や硬貨などによく描かれている。[12](日本ではアンドラの国花を「エーデルワイス」だと紹介しているサイトがあるが、アンドラ公国がエーデルワイスを国花として扱っている資料はないため、これは誤解である。)
イギリスの旗 イギリス イングランドの旗 イングランドテューダー・ローズ Tudor rose
元はテューダー朝の紋章で紅白のバラを統合した架空の花(現在は右画像のような品種もある)。赤は Rosa gallica(左)、白は Rosa×alba (右)で学者の意見は一致。
ウェールズの旗 ウェールズラッパスイセン Narcissus pseudonarcissus
リーキ Allium ampeloprasum var. porrum
国の象徴に扱われるのは茎と葉のみで、花は対象となっていない。
北アイルランドの旗 北アイルランドシャムロック Shamrockアイルランドに同じ。
アイルランドに同じ。
スコットランドの旗 スコットランドアザミ Thistle
どの種が紋章のモデルになったかは諸説あり定まっていない。画像は候補の一つ Cirsium vulgare
イギリスの旗 連合王国バラ Rose
画像の品種はクィーン・エリザベスII
イタリアの旗 イタリア歴史 デージー [注 7]Bellis perennis
政府が公式に認めた国花は存在していない。

イタリア王国国王ウンベルト1世の后の名マルゲリータ[注 8]にちなむ。王政終焉(1946)まで慣習上の国花に扱われた。

 ウクライナセイヨウカンボク Viburnum opulus
最近ではヒマワリキンセンカも国花とする資料がある
スミミザクラ Prunus cerasus
 エストニアヤグルマギク Centaurea cyanus
 オーストリアエーデルワイス Leontopodium alpinum
オランダの旗 オランダチューリップ Tulipa gesneriana
キプロスの旗 キプロスキプロスシクラメン Cyclamen cyprium
国樹 オリーブ Olea europaea
ギリシャの旗 ギリシャアカンサス(葉アザミ) Acanthus mollis
ニオイスミレ[13] Viola odorata
国樹 オリーブ[13] Olea europaea
クロアチアの旗 クロアチアペルニカ Iris croatica
アイリスの1種
デゲニア・ヴェルビティカ Degenia velebitica
アブラナ科の1種。
サンマリノの旗 サンマリノアキザキシクラメン Cyclamen neapolylanum[14]
学名は Cyclamen hederifolium のシノニム。
スイスの旗 スイスエーデルワイス Leontopodium alpinum
アルペンローゼ Rhododendron ferrugineum
アルペンエンツィアン Gentiana alpina
リンドウの1種。
 スウェーデン国樹 セイヨウトネリコ Fraxinus excelsior
ドイツスズラン Convallaria majalis var. majalis
スペインの旗 スペインカーネーション Dianthus caryophyllus
ザクロ[15] Punica granatum
オレンジ[15] Citrus sinensis
スロバキアの旗 スロバキアジャガイモ Solanum tuberosum
スロベニアの旗 スロベニアコムギ Triticum
セルビアの旗 セルビアセイヨウスモモ Prunus domestica
旧ユーゴスラビア[16]から引き継いでいる。
 チェコ国樹 菩提樹 Tilia × europaea
 デンマーク[17]ムラサキツメクサ Trifolium pratense
1936年アルゼンチンからの問い合わせに対する当局の回答による。国内各所に自生し、農業上重要な牧草である点を考慮されたようだが、これ以外に公的裏付けはなく国民もほとんど知らない。
マーガレットArgyranthemum frutescens
現女王マルグレーテ2世の名にちなむ。国民投票による国花選出で1位に輝いたが、カナリア諸島原産の外来種なので公式の制定は見送られた。
ドイツの旗 ドイツ歴史 ヤグルマギク Centaurea cyanus
ヴィルヘルム1世ドイツ皇帝に即位した際帝室の象徴に採用[注 9]され、帝政終焉(1918)まで慣習上の国花に扱われた。
国樹 オウシュウナラ Quercus robur
 ノルウェーギョリュウモドキCalluna Vulgaris
1976年、ラジオ番組 Nitimen にてリスナーの投票により決定。英名 Purple heather の誤訳から、しばしばヒースと紹介される。
サキフラガ・コティレドン Saxifraga cotyledon
ユキノシタ属の1種。1935年、アムステルダムの植物学会において決定。
バチカンの旗 バチカンマドンナリリー(ニワシロユリ)Lilium candidum
 ハンガリーゼラニウムPelargonium
チューリップ Tulipa gesneriana
 フィンランドスズランConvallaria majalis
 ブルガリアバラ Rose
カザンラシュカという香料向けドッグローズの1品種が盛んに栽培されているが、それ以外のバラも含め国花として扱われている。
フランスの旗 フランス アイリス
政府が公式に認めた国花は存在していない。

一般的にはフランス共和国の象徴であるトリコロール(フランス国旗)の青・白・赤を表すとされる、ヤグルマギク、マーガレット、ヒナゲシ(この三つの中でも特にヤグルマギクが親しまれている。)と、フルール・ド・リスが表しているアイリスが国花として扱われる事が多い。

なおフルール・ド・リスは王家の象徴であったため、現在共和国となったフランス政府が王国を連想するアイリスを公の場で掲げる事はない。

ヤグルマギク[注 10]

Cyanus segetum

マーガレット[注 11]

Argyranthemum frutescens

ヒナゲシ

Papaver rhoeas

 ベラルーシアマ Linum usitatissimumセントポーリアも国花とする資料がある
ベルギーの旗 ベルギーチューリップ Tulipa gesnerianaいずれも外国人による誤解に基づくため画像略かつてオランダの1地方だったところから、国花もオランダと同じと誤解されている。
赤いヒナゲシ Papaver rohaesベルギーは第一次大戦の西部戦線で、その戦死者を悼んだフランダースの野にという詩に頻出する赤いヒナゲシが英語圏でベルギー国花と勘違いされることがある。現実には同地のケシは現地の農民から嫌われ畑の雑草として駆除される。
ボスニア・ヘルツェゴビナの旗 ボスニア・ヘルツェゴビナボスニアゴールデンリリー Lilium bosniacum
ポーランドの旗 ポーランドパンジー Viola × wittrockiana
赤いヒナゲシ Papaver rohaes
ポルトガルの旗 ポルトガルラベンダー Lavandula
ただし政府が公式に認めているわけではない
カーネーション Dianthus caryophyllus
1974年4月25日の「カーネーション革命」にちなむ
国樹 コルクガシQuercus suber
北マケドニア共和国の旗 北マケドニアケシPapaver
マルタの旗 マルタマルタヤグルマギク Cheirolophus crassifolius
モナコの旗 モナコカーネーション Dianthus caryophyllus
モルドバの旗 モルドバなしクロッカスとする資料がある
モンテネグロの旗 モンテネグロミモザ Mimosa 種としてはフサアカシア Acacia dealbataギンヨウアカシア Acacia baileyana など
 ラトビアフランスギク Leucanthemum vulgare
マーガレットとする資料もある
 リトアニアヘンルーダ Ruta graveolens
ヤグルマギクとする資料もある
リヒテンシュタインの旗 リヒテンシュタインオレンジリリー Lilium bulbiferum
ルクセンブルクの旗 ルクセンブルクバラ Rose
 ルーマニアドッグローズ Rosa canina
ブルガリアに同じく香料向けドッグローズの栽培が盛んであるが、ブルガリアと異なりこちらはドッグローズを指定。
パエオニア・ペレグリナ英語版 Paeonia peregrina
現地では「ルーマニアボタン」(ルーマニア語: Bujorul românesc)として知られており、2022年5月15日付で国花として公式に認定[18][19][20] 。これを記念する形で現地では毎年5月15日を「ルーマニアボタンの日」として祝している。
ロシアの旗 ロシアヒマワリ Helianthus annuus
ロシア帝国ソビエト連邦[16]から引き継いでいる。
カミツレ Matricaria recutita
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北アメリカ

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国花画像備考
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国バラ Rose
1985年、アメリカ合衆国上院は大統領に対しバラを国花とする決議を可決し1986年11月20日にロナルド・レーガン大統領がホワイトハウスのローズガーデンでその法律に署名し公布された[21]。画像の品種はプレジデント・ハーバート・フーバー
セイヨウオダマキ Aquilegia vulgarii
アメリカでは各州の州花が重視されるためほとんど知られていない。
アメリカ領ヴァージン諸島の旗 アメリカ領ヴァージン諸島キンレイジュ Tecoma stans
ノウゼンカズラ科の1種。
アンティグア・バーブーダの旗 アンティグア・バーブーダアグレイヴ・カラット Agave karatto
リュウゼツランの1種。
エルサルバドルの旗 エルサルバドルメキシコチモラン Yucca gigantea
ユッカの1種。
アラビカコーヒーノキ[22]Coffea arabica
カナダの旗 カナダサトウカエデ Acer saccharum
 キューバホワイトジンジャーHedychium coronarium
新大陸諸国の国花は当該国の固有種から選ばれることが多いのだが、これはインド原産の外来種。標準和名はハナシュクシャ
グアテマラの旗 グアテマラモンハ・ブランカ Lycaste skinneri var alba
Monja Blancaスペイン語で白いシスターの意で、白変種のみそう呼ぶ。ランの1種で園芸名はシロバナミツビシラン。
グリーンランドの旗 グリーンランドニヴィアルシアク Chamerion latifolium
Niviarsiaq現地イヌイットの言葉で女児を意味する。
グレナダの旗 グレナダブーゲンビリア Bougainvillea
ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島ワイルドバナナオーキッド Myrmecophilia thomsoniana
Wild banana orchidカトレヤの近縁種の1つ。ケイマン諸島固有種。
コスタリカの旗 コスタリカグアリアンセ・スキネリ Guarianthe skinneri
カトレヤの1種だが現在ではグアリアンセ属に分類される。
セントクリストファー・ネイビスの旗 セントクリストファー・ネイビスホウオウボク Delonix regia
オオゴチョウCaesalpinia pulcherrima
マメ科の1種。
セントビンセント・グレナディーンの旗 セントビンセント・グレナディーン[23]スーフリツリー Spachea perforatais
画像募集中
画像募集中
Soufriere treeキンノトラノオ科の1種。学名はSpachea elegansのシノニム[24]
セントルシアの旗 セントルシア[25]バラ Rose
マルグリット Gomphrena globosa
Marguerite園芸名はセンニチコウヒユ科の春撒き一年草。
ジャマイカの旗 ジャマイカ国樹 ユソウボクGuaiacum officinale
ハマビシ科の1種。
ドミニカ国の旗 ドミニカ国カリブウッドPoitea carinalis
画像募集中
画像募集中
マメ科の1種。真っ赤な花を咲かす。
ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国国樹 マホガニー Swietenia mahagoni
国花 バヤイベ・ローズBayahibe Rose
東部バヤイベ地方原産の、ダーク・ピンクの花弁。
トリニダード・トバゴの旗 トリニダード・トバゴヘリコニア(チャコニア)Warszewiczia coccinea
アカネ科の1種。
ニカラグアの旗 ニカラグアサクアンホーチェPlumeria alba
Sacuanjoche現地のナワトル語できれいなオレンジ色の花の意。プルメリアの1種。
国樹 商業名: デガメレモンウッドランスウッド Calycophyllum candidissimum
アカネ科の木本。木材が得られる[26]。ニカラグアのスペイン語ではマドロニョ(madroño)と呼ばれ、1971年8月23日に国樹として制定された[27]
ハイチの旗 ハイチ国樹 ダイオウヤシRoystonea regia
カリブ海の島々と沿岸域に広く分布するヤシの1種。
パナマの旗 パナマペリステリア・エラタ Peristeria elata
ラン科セッコク亜科の1種。標準和名はハトラン
バハマの旗 バハマキンレイジュ Tecoma stans
バミューダ諸島の旗 バミューダシシリンチウム・バミューディアナ Sisyrinchium bermudiana
ニワゼキショウの1種。
バルバドスの旗 バルバドスオオゴチョウ Caesalpinia pulcherrima
プエルトリコの旗 プエルトリコセスペシア・グランディフローラ Thespesia grandiflora
画像募集中
画像募集中
フヨウ科の1種。
ベリーズの旗 ベリーズプロステケア・コクレアタ Prosthechea cochleata
Encyclia cochleata, Anacheilium cochleatum, Epidendrum cochleatumシノニム。中国名は章魚蘭(タコラン)。
ホンジュラスの旗 ホンジュラスリンコレリア・ディグビアナ Rhyncholaelia digbyana
かつてブラッサボラ属に分類されていたので、現在もブラッサボラ・ディグビアナの方が通りが良い。1969年11月25日の政令第95号でそれまで国花だったバラに取って変わった。
メキシコの旗 メキシコダリア Dahlia
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南アメリカ

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国花画像備考
アルゼンチンの旗 アルゼンチンセイボErythrina crista-galli
ceibo標準和名はアメリカデイゴ。
ウルグアイの旗 ウルグアイ
エクアドルの旗 エクアドルバラ Rose
チュキラグア Chuquiraga jussieui
キク科の1種。
リカステ・スキンネリ Lycaste skinneri
国樹 アカキナノキ Cinchona pubescens
マラリヤの特効薬キニーネの原料。
ガイアナの旗 ガイアナオオオニバス Victoria amazonica
 コロンビアカトレヤ・トリアナエ Cattleya trianae
カトレヤの1種。
アラビカコーヒーノキ[28]Coffea arabica
スリナムの旗 スリナムファヤロビIxora macrothyrsa
画像募集中
画像募集中
Faja lobi現地の言葉で激しい愛を意味する。アカネ科サンタンカ属の1種。
 チリコピウエ(ラパゲリア[29]) Lapageria rosea
標準和名ツバキカズラユリ目ツバキカズラ科。
セイボ(アメリカデイゴ[29])Erythrina crista-galli
パラグアイの旗 パラグアイバンマツリ[30]Brunfelsia hopeana
ナス科の1種。
タベブイア・アルゲンテア[30]Tabebuia aureaシノニム: Tabebuia argentea; 和名: ギンヨウノウゼン
トケイソウ Passiflora
果実はパッションフルーツの名で取引されている。
ブラジルの旗 ブラジル国樹ブラジルボクCaesalpinia echinata
ブラジルという国名の由来となった染料、蘇芳(ブラジリン)を産する木。1978年12月7日成立した第6607号法により国樹に制定された。
歴史イペー・アマレーロ Yellow ipe
Ipe-amarelo ポルトガル語で黄色いイペーの意。ノウゼンカズラ科タベブイア属中で黄色の花を咲かせる7種ほどを指す。これらを国花とする法案が1950年代に国会に提出されたが結局成立しなかった。画像はコガネノウゼンHandroanthus chrysotrichus; シノニム: Tabebuia chrysotricha)。
イペー(Ipê[28][31]) Handroanthus impetiginosus
桃色の花を咲かすことから、近縁種と区別してIpê-rozo、Ipê-rosa(モモイロイペー)とも[31]タヒボの名で薬用植物としても知られる。
カトレヤ Cattleya, Laelia purpurata など
ブラジル産のカトレヤ属とその近縁種で、種小名まで定めない。画像は Laelia purpurata
フランスの旗 フランス領ギアナセイヨウスイレン Nymphaea alba
盾章の下部に3花が描かれている。
ベネズエラの旗 ベネズエラ国樹イエロー・トランペットツリー[32] Handroanthus chrysanthus(シノニム: Tabebuia chrysantha; 和名: キバナノウゼン
タベブイア・パリダ[28] Tabebuia pallida
フロール・デ・マヨCattleya mossiae
Flor de Mayo スペイン語で5月の花(メイフラワー)の意。カトレヤの1種。
カタセツム・ピレアヌムCatasetum pileatum
ペルーの旗 ペルーヒマワリ[30]Helianthus annuus
カンツータCantua buxifolia
ハナシノブ科の1種。現地では「魔法の花」「インカの聖なる花」などと呼ばれる。
ボリビアの旗 ボリビア
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オセアニア

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国花画像備考
オーストラリアの旗 オーストラリア[33]ゴールデン・ワトル英語版 [注 12] Acacia pycnantha
アカシアの1種。
キリバスの旗 キリバスなし
クック諸島の旗 クック諸島タヒチアン・ガーデニア Gardenia taitensis
サモアの旗 サモアレッドジンジャー Alpinia purpurata
ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島なし
ツバルの旗 ツバルなし
ただし国章はバナナの葉で囲われている。
トンガの旗 トンガヘイララ Garcinia sessilis
Heilala オトギリソウ科フクギ属の1種。マンゴスチンの仲間。トンガでは国王の誕生日にあわせヘイララ・フェスティバルが開催される。
ナウルの旗 ナウルなしインドソケイ Purumeria frangipani だとする資料もあるが根拠が示されていなし
ニュージーランドの旗 ニュージーランドコーファイ Sophora microphylla
kowhaiマオリ語で黄色を意味する。マメ科の1種で標準和名はハナミエンジュ
国樹 シルバー・ファーン Cyathea dealbata
英名 Silver Fern Tree, マオリ語名 Ponga(ポンガ)。
レプトスペルマム和名はギョリュウバイ(御柳梅/魚柳梅)。
コル koru
未だ展開しきらない渦巻状のシダの新芽を指すマオリの言葉。種指定をしない、外見形状からの指定。
バヌアツの旗 バヌアツなし
パプアニューギニアの旗 パプアニューギニアラン Orchidaceae
ファレノプシス、デンドロビューム、バンダ、パフィオペディラム、など多くのランはパプアニューギニアが原産。画像はファノレプシスのタイプ種 Phalaenopsis amabilis
スイレン Nymphaea
画像はニューギニア原産の N. gigantea
ハイビスカスHibiskus rosa-sinensis
パラオの旗 パラオルー Bikkia palauensis
画像募集中
画像募集中
Rueアカネ科の1種。左は近縁の Bikkia philippinensis
フィジーの旗 フィジータンギモウジア Medinilla waterhousei
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tahng-ee-mow-theea ノボタン科の1種。フィジー国内でもタベウニ島の山中標高800〜1,000m辺りにしか産しない稀少固有種。
カトレア Cattleya
画像はカトレヤのタイプ種 Cattleya labiata
フランス領ポリネシアの旗 フランス領ポリネシアティアレ Gardenia Taitensis
Tiareクック諸島のそれと同じ。
マーシャル諸島の旗 マーシャル諸島ハテルマギリ Guettarda speciosa
アカネ科の1種。日本でも八重山諸島に自生。
ミクロネシア連邦の旗 ミクロネシア連邦国花に関する定めはない [34]
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注釈

  1. 北朝鮮には国花以上の政治的な意味を持つ花として指導者の名を冠した金日成花金正日花という花卉がある。
  2. 8月の第2日曜日は「メロンの日」と定められているが、メロンは国花とはみなされていない模様。
  3. トルクメニスタンの国旗にはオリーブの枝が記されているが、これは同国が国際連合から「永世中立国」に認定されたのを記念する形で設けられたものであり、同国の国花には定められていない。
  4. これらの他に日本国政府を表す意味で花とを図案化した桐花紋を用いる政府機関があり、またコインや勲章の意匠として採用されてきたが、一般的に桐の花そのものを国花として扱うことはない。
  5. 1997年ザイールの旗 ザイールから現国名に変更。
  6. その他バラ Rose、アザレア Rhododendron simsii cv、シクラメン Cyclamen persicumなども国花とされるがどれもデージーのような根拠がない。
  7. イタリア語のMargherita(マルゲリータ)はマーガレットも指すが、むしろヨーロッパに自生し古くから馴染みのあるデージーを指す。余談だがイタリア国旗と同じ配色を特徴とするピッツァ、マルゲリータも彼女に因む。
  8. 巷説によると、即位の直前ヴィルヘルムはナポレオン3世を戦いで破っており、その際幼少の頃若くして亡くなった母后ルイーゼとの思い出(ナポレオン軍にベルリンを追われ、そこからの逃亡の途上ルイーゼがヴィルヘルムの頭にこの花で編んだ冠を被せ、この花が咲き乱れる畑に静かに隠れるように諭したことがあったとされる)を追憶したので選ばれたこととされている。しかし公的には、花色が当時のプロシア軍服と同じ色だったから、と、なっている。また当時の作家テオドール・フォンターネは、単にヴィルヘルムの個人的嗜好によるものとしている。
  9. 矢車菊がシンボルになったのは大量に犠牲者がでた第一次世界大戦の後であり、退役軍人や戦争の犠牲者や孤児を象徴するものだった。2次大戦戦勝記念日の祭日のときは、フランス語版Googleのトップページには矢車菊の花がついている。矢車菊の花がフランスを表していることがあり、スポーツでも国を代表する選手たちは矢車菊のマークを付けていることが多い。
  10. フランスではフランス菊の事をマーガレットと呼ぶ。
  11. 妻鹿(1990) p.146 ではフサアカシア Acacia dealbata としているが誤記のようである。同資料では他にユーカリ Eucalyptus、プロテア・スペキオパ Protea speciopaも国花としているが、それらをオーストラリア国花とする資料は他に見当たらなし。

出典

参考文献

関連項目

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