夕暮まで
日本の映画作品 (1980)
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小説
夕暮れ族
1976年にはアメリカのウーマンリブ運動に影響を受けた海外小説『飛ぶのが怖い』の翻訳本が登場して「翔んでる女」が流行語となっていた[1][2]一方、1977年から1978年にかけては中高年に対する『窓際おじさん』『窓際族』という蔑称が流行語となっていた[3]。
1978年3月、総合週刊誌の「週刊朝日」が小説『時雨の記』のブームを基に「密かな恋をする中高年」を意味する『しぐれ族』という新語を作り出し[3]、次いで同1978年6月には「週刊朝日」がこの『夕暮まで』のブームを基に「中年男性と若い女性の翔んでるカップル(愛人カップル)」を「夕暮れ族」という愛称であると紹介した[3]。「夕暮れ族」という語は「しぐれ族」と異なり流行語となっていったものの、元作品を知らない人まで広まることで語源を離れていき、だんだん窓際族と同じ意味合いで使われるようになっていったとされる[3]。
その後、翌1979年には電通の『熟年ガイドブック』により中高年に対する新たな語『熟年』が広められ[3]、この『熟年』という言葉が広まることで中高年に対する蔑称とその反発は収まっていった。
なお、1982年には筒見待子の売春斡旋組織 愛人バンク「夕ぐれ族」(同1982年摘発)が登場したが、この組織の名前もこの流行語に便乗したものと思われる。