夢二

1991年公開の日本映画 From Wikipedia, the free encyclopedia

夢二』(ゆめじ) 1991年公開の日本映画荒戸源次郎事務所製作、鈴木清順監督作品[1]竹久夢二を題材に[2][3]、女性たちとの華やかで幻想的なつながりを描く[4]第44回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品作品。

概要 夢二, 監督 ...
夢二
Yumeji
監督 鈴木清順
脚本 田中陽造
製作 荒戸源次郎
出演者 沢田研二
毬谷友子
音楽 河内紀
梅林茂
撮影 藤澤順一
編集 鈴木晄
製作会社 荒戸源次郎事務所
配給 ムービーギャング
公開 日本の旗 1991年5月31日
上映時間 128分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示
閉じる

ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『陽炎座』(1981年)と合わせて「(大正)浪漫三部作」と呼ばれる[2][3][4]。三部作中唯一、原作がないオリジナル脚本(田中陽造)作品である[5][6]。鈴木の代表作の一つで、独特な映像美と難解な物語の進行が見るものを幻惑すると評される[2][3][6]

あらすじ

1917年金沢。駆け落ちを約束した恋人を待つ竹久夢二沢田研二)は、隣村で妻と妻の愛人を殺した殺人鬼(長谷川和彦)が山へ逃げたという噂を耳にする。約束の恋人は現れず、芸術家としての苦悩にも悩まされていた夢二は、湖上で人妻に出会い、逢瀬を重ねるが……[3]

スタッフ

キャスト

オープニングクレジットでは、大正ロマンの雰囲気を出すためか、主たるスタッフの職種を旧字体、かつての呼び名?で表記される。「株式会社」→「株式會社」、「企画」→「企畫」、「プロデューサー」→「差配」、「キャスト」→「表方」、「スタッフ」→「裏方」、「音楽」→「音樂」、「録音」→「錄音」、「スチール」→「寫眞」など。エンドクレジットでは通常の字体で長いタイトルロールが出る。

製作

撮影

鬼松役の長谷川和彦は、本作が2024年まで唯一の俳優として出演[2][3]。中盤馬に乗って片手にカマを持ち、高速で走り抜け、段差の駆け上がるシーンをスタントなしで自身でこなしており、相当な乗馬歴を感じさせる。

ロケ地

主なロケ地石川県金沢市湯涌温泉[5][6]エンドクレジットに「協力」として石川県、金沢市と出て、JR犀川荘、北陸粟津温泉法師、北陸山中温泉五明館が表記される。キャスト・スタッフが宿泊したのか、ロケで使われたのかは分からない。冒頭10分程度、竹久夢二沢田研二)が女郎(余貴美子)と絡むシーンの途中に桜木町駅(表記は櫻木町駅)設定の駅舎が映る。その後金沢に行く過程を静岡愛知京都石川各地の当時の駅弁掛け紙を並べて表現している。15分頃から以降ラストまで石川県が舞台になる。

宣伝

公開日翌日にTBSのクイズ番組『クイズダービー』第789回(1991年6月1日放送分)に長谷川がゲスト解答者として、沢田・毬谷、鈴木・宮崎、原田・広田が出場者として出演した。

作品の評価

「(大正)浪漫三部作」のうちでは前2作よりも評価において後塵を拝する印象が強いが、飄々とした軽やかな雰囲気を高く評価する向きもある。

ソフト状況

ワーナー・ホーム・ビデオからビデオLDが長く発売されていた[3]。2023年11月11日には、鈴木清順の生誕100周年を記念して先述の浪漫三部作が4Kリマスター化され、2024年4月12日に「夢二【4Kデジタル完全修復版】」が、TCエンタテインメントからUltra HD Blu-ray(2枚組)で発売されている[4]。「浪漫三部作」【4Kデジタル完全修復版】 UHD+Blu-ray BOX(6枚組)も同時に発売[4]

リバイバル上映

2023年『SEIJUN RETURNS in 4K』として全国の劇場で特集上映された[4]

影響

脚注

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI