天書 From Wikipedia, the free encyclopedia 『天書』(てんしょ・あまつふみ・あめのふみ)は、奈良時代末期に藤原浜成の撰とされる編年体の歴史書。『天書記』・『天書紀』・『浜成天書紀』とも。全10巻。藤原浜成の撰とする説は確かめ得ないが、浜成が大納言に昇った事実は無い。三種あるが、一部は古史古伝に分類されることもある。 概略 『天書』には三種ある。 逸文の『天書』(逸文のみで現存せず) 『長寛勘文』に1条、『釈日本紀』に28条、『諸社根元記』、『日本書紀纂疏』において逸文が引かれている。 『天書』(詳本)。全十巻(神代から皇極天皇までの編年体の史書) 逸文をおおよそ含んでいるので上記の1と同じものとも考えられるが、逸文を基にした近世の偽書との説もあり、『天書』逸文とこの詳本との異同については結論が出ていない。 『天書紀』(略本)。全十巻(神代のみの物語) 内容は逸文と相違し、『本朝書籍目録』に「天書十巻」「大納言藤原浜成撰」とあることから、後世の偽書であるとされる。 刊行本 『神道大系』古典編13 神道大系編纂会編 1992年 写本 『天書紀』 - 文和2年(1353年)の卜部兼夏の写本を永享9年(1437年)に藤原雅世が写した旨の奥書がある同系本。神代のみを記した略本で、偽書の疑いが特に濃いとされる。 国会図書館本1部 享保11年(1726年)の奥書 内閣文庫本 享保6年(1721年)の奥書 明和6年(1769年)の写本を明治18年(1885年)8月に写したもの。 『天書』 - 『天書紀』とは異なる系統本。神代から皇極天皇までの編年体史書。 国会図書館本 元文5年(1740年)に写し、天保13年(1842年)黒川春村が『釈日本紀』により校閲を加えた本を明治時代に写したもの。 関連項目 歴史書一覧 斎部浜成 - 斎部浜成の息子ともされる斎部広成が著した『古語拾遺』の識語に「浜成が作る所の天書は、古事記に非ず。別書なり」と記載されており、斎部浜成を『天書』の撰述者としている。 この項目は、日本の歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:日本/P:歴史/P:歴史学/PJ日本史)。表示編集 Related Articles