天灯
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由来
構造
習俗
天灯は戦時における通信手段以外に、各地で様々な伝承を生み、台湾では盗賊を避けて山に逃れた村民に安全を知らせるために天灯を放ったという伝承が生まれた。現在中国の南部を中心に元宵節に天灯を放ち無病息災を祈る民俗習慣として定着している。
特に台湾新北市平渓区では1980年代後半より天灯を用いたイベントが行なわれるようになっており、平渓には天灯を製作する専門業者が存在し、21世紀初頭では元宵節に関係なく一年を通じて天灯を放つようになっている。 沖縄県那覇市の奥武山にも天燈山御嶽と呼ばれる聖地がある。
台湾の法令規定
天灯が火災の原因になるという指摘を受け、台湾当局は『天灯施放作業指導要点』を策定、点火された天灯が火災の原因にならないように風速と燃料に制限を設け、天灯の飛行範囲を5キロメートル以内、燃料も点火後10分以内の量に制限した。また『消防法』第14条を改正し法的な制限を加えるべく検討が進められている。
21世紀初頭では、『指導要点』により空港、石油貯蔵設備、弾薬庫、可燃性ガス貯蔵施設、軍事施設、高速道路、化学工場、住宅地、商業地、港湾区での天灯の使用が禁止されている。また天灯の寸法にも制限が加えられ、認められている最大寸法は直径60センチメートル、高さ130センチメートル、外周360センチメートル以内となっている。
日本
日本では同様のものとして、新潟県津南町ニューグリーンピア津南スカイランタン[2]・つなん雪まつり[3][4]・秋田県仙北市西木町上桧木内で行われる上桧木内の紙風船上げがある。
古くは怪火と関連づけられ、江戸中期『諸国里人談』に記述が見られ、丹後国天橋立に毎月16日夜半つ丑寅の方角から龍燈(海から現れる怪火)が現れることが記され、正月、5月、9月の16日に現れるものを「天灯」といい、伊勢の御灯というのもある[5]。
中国
タイ

天灯は、タイ王国ではコムローイあるいはコムファイと呼ばれる。タイ北部のチェンマイでは、ローイクラトンと呼ばれる陰暦12月の満月の祭礼で、数千のコムローイが夜空に放たれて幻想的な光景を出現させることで知られる[誰によって?]。
ポーランド
ヨーロッパでもポーランド共和国では夏至の夜のカトリック教会のお祭り(「洗礼者ヨハネの生誕の祭日」)として行われる。ポズナン市のものが大規模で、日本でも時事通信などで報道されている[6][7]。
イギリス
イギリスでは、祝賀行事のイベントの一つとして行われることがある。2013年には、天灯がリサイクル工場に落下し、火災が発生したことがある[8]。

