子不語
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概要
蒲松齢(ほしょうれい、1640-1715年)の『聊斎志異』の流行により六朝期の志怪小説復興は模倣者を生み活況を取り戻し始めたが、およそ80年後この動きに拍車をかけたのが袁枚と紀昀[2]であり、袁枚が晩年に著したのが『子不語』正編・続編である[3]。
書名は論語の「子不語怪力乱神」(子、怪力乱神を語らず[4])に由来し、孔子が語らなかった怪異の話をあえて集めたとの意である。自序によれば袁枚は、元の時代に同名の書があるのに気付き(こちらの「子不語」については今ではよくわからない)、荘子に基づいて[5]『新齊諧』と改めたが、元の書名のほうが一般に広く通用している。
日本語訳書
- 木下杢太郎 訳 『志那傳説集』 精華書院〈世界少年文學名作集18〉 1921年。改訂版は1940年に座右宝刊行会。全63話中48話が『子不語』『続新齊諧』から採られた少年向けの抄訳[10]。[11]
- 邑楽慎一 訳 『近代志那傳説集 子不語』 長崎書店 1941年。中国史の知識なしに読める作品160篇の抄訳。国立国会図書館デジタルコレクション。
- 今村与志雄 訳 『剪灯新話・剪灯余話・閲微草堂筆記・子不語・諧鐸』平凡社〈中国古典文学全集20〉1958年。正・続から抄訳(41篇)。
- 前野直彬 訳『閲微草堂筆記 子不語 述異記 秋燈叢話 諧鐸 耳食録』平凡社〈中国古典文学大系 42〉、1971年。ISBN 458231242X。 NCID BN00982806。
- 『新齊諧』正編24巻(745篇)から112篇の抄訳。『隨園二十八種本』を主に『隨園三十種本』と校合したものを底本とする。
- 原文対比・訳注解、『新齊諧』から41篇、『續新齊諧』から8篇の抄訳。底本として『隨園三十種本』を『隨園二十八種本』と校勘、白話訳本を参照。
- 初の全訳版 767篇。猥雑との理由で削除されることが多い篇を含め収録。
- 1)ISBN 9784582807882 2)ISBN 9784582807905 3)ISBN 9784582807929 4)ISBN 9784582807943 5)ISBN 9784582807950