宙組 (宝塚歌劇)
日本の宝塚歌劇団の第5番目の組
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組の特色
組の体制
在籍中の宙組生徒一覧
男役
娘役
現役宙組ジェンヌ自死事件
2023年9月30日、入団7年目の宙組娘役「A」が、宝塚市内の自宅マンション敷地内で倒れているのを発見される[4]。現場の状況と警察の捜査により、Aは投身自殺したものと発表。これを受け、前日に初日を迎えたばかりの芹香斗亜・春乃さくらトップコンビ大劇場お披露目となる「PAGAD/Sky Fantasy!」は、翌日以降の公演が全日程休止となる[5]。
事件直後のマスコミの取材に対し、宝塚歌劇団関係者は「いじめという事案があったとは考えていない。被害者も加害者もおりません。」[6]と表明。
Aの遺族は、新人公演のまとめ役だったAに対して、劇団が過剰業務を課し、宙組上級生が執拗に叱責したことがパワーハラスメントに該当すると主張し、劇団側に意見書を提出[7]。謝罪を求めた[7]。劇団側は同年11月に調査報告書を公表し、過重労働など劇団側の過失は認めたが、劇団員によるいじめやパワハラは「確認できなかった。」とした[8][9]。また後日行われた記者会見では、村上浩爾専務理事[注釈 1]が「(いじめがあったと言うなら)証拠を見せていただきたい。」と発言し、物議を醸した[8][9]。
2024年2月28日、Aの妹で当時雪組に所属していたB(2024年5月21日に退団)は、宝塚歌劇団とマスコミに向けて声明を発表。「歌劇団にはパワハラが日常的にある。」「歌劇団は姉の命を一体何だと思っているのか。」と、事件の非をまったく認めない歌劇団に対し厳しい言葉を発した。[10]
2024年3月28日、Aの遺族と宝塚歌劇団、親会社の阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄との間で合意書が締結されたことを発表[11]。遺族側が訴えた15項目のパワハラの内、14項目について認め、阪急阪神HDの角和夫会長が遺族に直接謝罪したことを説明[11]。パワハラには宙組上級生7名、劇団プロデューサー2名、演出担当者1名の少なくとも10名が関わっており、このうち6名が遺族に謝罪文を提出したとした[注釈 2][11]。村上浩爾理事長は「劇団がしっかりとハラスメント教育をしなかったことが原因」とし、宙組上級生については処分しないことを明言した[12]。同日をもって、Aの公式プロフィールが劇団ホームページから削除された[13]。
事件当初はAへの過重労働のみ認め、ジェンヌ間でのパワハラは頑なに認めなかった歌劇団側が、時代の流れに沿った指導教育を怠っていた事で起きたと、非を認めAの遺族に謝罪。事件はひとまずの決着がつくことになる。
『PAGAD』の公演の次に予定されていた『ファイナルファンタジー16』は、事件の余波を受け製作中止が発表された。[14]
同年6月より9か月ぶりに宙組が特別公演「Le Grand Escalier」で再始動[15]。
