寸
尺貫法における長さの単位
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定義
起源
用法
日本では、成人男性の身長はおおむね5尺台(約150 cm – 180 cm)であったので、身長を言う時には「5尺」を省略してその下の寸だけを言った。例えば「身長4寸」と言われれば、それが5尺4寸の意味であるということは、尺貫法が広く使われていた時代にはほぼ常識であった。また、勾配(角度)を表すときに、水平方向1尺に対する垂直方向の長さを寸を単位として表していた。
古代には馬の体高についても同様に尺を略した言い方が使われることがあった。日本在来馬を参照。
現在では一部業界を除き、メートル法が普及したため、一般には単位として使用されることは少なくなった。しかし、今でも「寸法」という言葉もあるように「長さ」の意味でも用い、さらに「寸劇」「寸志」「寸評」「寸断」「一寸(ちょっと)」「寸暇」など、短いこと、わずかなことの意味として用いるなど、言葉としては様々な形で残っている[3]。
漢方医学の鍼の長さに寸がよく使われる。なお、経穴の位置を示すのに、伝統的に中指の第一関節から第二関節までの(紋の間の)の長さを1寸とすることがあった。丹田の位置を示す「へそ下三寸」など。
現代日本におけるケーキの直径には「~号」という名称が用いられるが、その号数については、1寸に相当する約30mmを1号としている。
単位の相関
| メートル(SI単位) | インチ | フィート | ヤード | 寸 | 曲尺 | 鯨尺 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 m(メートル) | = 1 | ≈ 39.370 | ≈ 3.2808 | ≈ 1.0936 | = 33 | = 3.3 | = 2.64 |
| 1 in(インチ) | = 0.0254 | = 1 | ≈ 0.083333 | ≈ 0.027778 | = 0.8382 | = 0.08382 | = 0.067056 |
| 1 ft(フィート) | = 0.3048 | = 12 | = 1 | ≈ 0.33333 | = 10.0584 | = 1.00584 | = 0.804672 |
| 1 yd(ヤード) | = 0.9144 | = 36 | = 3 | = 1 | = 30.1752 | = 3.01752 | = 2.414016 |
| 1 寸 | ≈ 0.030303 | ≈ 1.1930 | ≈ 0.099419 | ≈ 0.033140 | = 1 | = 0.1 | = 0.08 |
| 1 尺(曲尺) | ≈ 0.30303 | ≈ 11.930 | ≈ 0.99419 | ≈ 0.33140 | = 10 | = 1 | = 0.8 |
| 1 尺(鯨尺) | ≈ 0.37879 | ≈ 14.913 | ≈ 1.2427 | ≈ 0.41425 | = 12.5 | = 1.25 | = 1 |