河神
河川の神
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概観
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和語の「カワ」は、古くは「川」だけでなく「湧水」や「井戸」も意味した[13][14]。水神は川に祀られる場合もあったが、湧水や井戸に祀られる方が多かった[13][15]。水神は水分神と重なり[16]、竜や蛇[17][5]、田の神[15]と結びつけられる場合も多い。
妖怪の河童は、一説には「落ちぶれた水神」が起源とされる[1][18][19]。河童を神として祀る地域もある[18](水虎様)。
記紀神話では、ミツハノメノカミ[20]、ミツチ[20]、クラミツハノカミ[21]、ヒカワヒメ[22]などが川と関連がある。スサノオに退治されたヤマタノオロチは、一説には出雲の暴れ川である斐伊川(簸川)を象徴しているとされる[23]。
弁財天は、インドのサラスヴァティーが変遷した神であり、日本各地の川や水辺に祀られている[24]。
禹王は日本でも治水神として信仰されている[9]。日本各地の川辺に禹王遺跡(禹王の廟跡や石碑)がある[9]。
アイヌの伝承では、川(アイヌ語: ペッ、ナイ)自体がカムイであり、またミントゥチカムイなどが暮らす場でもある[25]。サケ漁の時期には、川で儀式(アシリチェップノミ)が行われる[25]。
以上のほか、九頭竜川の九頭竜伝承[4]、越前和紙の川上御前[4]、金刀比羅宮の金毘羅神[1][13]、信玄堤の三社神社[1]、木曽川の治水神社[1]、貴船川の貴船神社[4][26]、廣瀬大社[4]、香取神宮[27]、思古淵神[4]、氷川信仰、大杉信仰[28]、三頭獅子舞[28]、『万葉集』1巻38の柿本人麻呂の歌[29]などが川と関連がある
川の神にまつわる習俗として、橋や堤防の人柱[4]、川で立ち小便することのタブー[4][30][31]、川の難所を航行するときに御神酒などを捧げる安全祈願[1][31]がある。
宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』(2001年)には、川の神が主要キャラクターとして登場する[32]。日本の研究者の間では、宮崎駿の描く神々は、日本に古くからあるアニミズムを反映しているとされる[32]。



