巨核球
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概要
特異性
ヒトの通常の体細胞の核は父母から遺伝子を1セットずつ受け継いだ2倍体であり、23対46本の染色体を持ち、細胞分裂の際には核および細胞質が分裂・複製して2個の細胞になる(倍数性)。 巨核球も前駆細胞の段階では細胞分裂で数を増やすが、巨核芽球の段階では核が分裂・複製しても細胞の分裂は起きない[2]。 したがって一つの細胞に中に2~32セット(4N~64N)[1]ときには(128N)[2]の染色体を持つことになる。 この巨核芽球が分化すると好塩基性は次第に弱くなり、アズール顆粒が出現し前巨核球になり、さらに巨大化・成熟して巨核球になる[1]。 通常は3~4回分裂・複製し一つの細胞の中に16~32セット(32N~64N)の染色体を持つものが多い。 しかも染色体のセット数と核の数が一致しない特異性を持つ。 これが豊富な多形核を持つ理由と思われている。
成熟した巨核球が血小板を産出する際には、その細胞質を数珠状の突起に変化させる(胞体突起形成細胞)[2]。さらにその突起を洞様血管壁の小孔から血管内に伸ばす。数珠状に連なった細胞質がひとつずつ分離して、それぞれの断片が血小板になる[1]。


