数演算子
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定義
性質
エルミート性
数演算子はエルミート演算子である。
証明 数演算子の定義、エルミート演算子の性質と、より、
生成消滅演算子との交換関係
数演算子と生成消滅演算子との交換関係は以下のようになる。これは、数演算子の固有値を増減させる昇降演算子の定義でもある。
証明 交換関係の性質としてが成り立つ。ここへ、、を代入すると、
固有値は非負
数演算子の固有値方程式は、
この固有値は非負である。
証明 固有値方程式の左からをかけると、
固有ベクトルへの消滅演算子の作用
数演算子の固有ベクトルに消滅演算子が作用すると、
証明 の両辺にをかけると、
固有値は整数
数演算子の固有値は整数である。
証明 固有値が整数でないとする。 上述のように、ある固有値に対する固有ベクトルに消滅演算子を作用させるとができる。
よって数演算子の固有値は非負の整数である。
固有ベクトルへの生成演算子の作用
固有ベクトルに生成演算子が作用すると、
となる。真空状態に生成演算子N回作用させた場合は、
よって、
n粒子状態
参考文献
- 清水明『新版 量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために―』サイエンス社、2004年。ISBN 4-7819-1062-9。
- Bruus, Henrik, Flensberg, Karsten. (2004). Many-body Quantum Theory in Condensed Matter Physics: An Introduction. Oxford University Press. ISBN 0-19-856633-6
- Second quantization notes by Fradkin