林逋
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略伝
詩
林逋の詩には奇句が多く、「疎影横斜水清浅。 暗香浮動月黄昏。」の二句は梅を詠んだ名吟として広く知られている。平生は詩ができてもそのたびに棄てていたので、残存の持は少ない。『文献通考』には『詩集』3巻と『西湖紀逸』1巻があるというが、明の沈履徳の編になる『宋林和靖先生詩集』は4巻・附1巻・拾遺1巻から成る。通行本は『和靖詩集』と題され1巻・附1巻。別に『省心録』1巻がある。日本でも林逋の詩は愛好され、貞享3年(1686年)の和刻本その他がある。
| 山園小梅 | |
| 衆芳搖落獨暄妍 | 衆芳搖落して 獨り暄妍 |
| 占盡風情向小園 | 風情を占め盡して小園に向かう |
| 疎影横斜水清浅 | 疎影横斜して 水清浅 |
| 暗香浮動月黄昏 | 暗香浮動 月黄昏 |
| 霜禽欲下先偸眼 | 霜禽下りんと欲して 先ず眼を偸み |
| 粉蝶如知合斷魂 | 粉蝶如(も)し知らば 合(まさ)に魂を斷つべし |
| 幸有微吟可相狎 | 幸に微吟の相狎るべくあり |
| 不須檀板與金尊 | 須(もちい)ず 檀板と金尊を |
