平陽県順渓鎮には、順渓陳氏の本家・分家や一族の祖先を祀る宗祠など、清代に建てられた多数の建築が残り、中国の伝統的な宗族観念や風水観念を具現化した村落となっている。この順渓古建築群は全国重点文物保護単位に指定されている。また、浙江省南部一帯に残る殷周時代の支石墓が平陽県にもあり、一連の支石墓は浙南石棚墓群として同じく全国重点文物保護単位に指定されている。
平陽県はキリスト教徒が集中する地区であるが、1958年には無神論化の実験地区として山西省洪洞県とともに選ばれ、キリスト教共同体は打撃を受けた。2014年にも教会堂の撤去を巡って信者と警察が衝突する暴動が起きている。