針 (生物)
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棘との違い
毒針
針構造のなかで、刺した対象に毒を注入または滴下するものを特に毒針と言い、専門用語(生物学分野等)で「どくしん」、一般用語では「どくばり」と呼ぶ。
ハチ目の昆虫が持つ毒針は産卵管が変形した器官である。このため同じハチ目であっても雄蜂には毒針がない。針の中に細い溝があり、刺して流し込む構造になっている。それほど固くない樋状の毒針(器官系の毒針のなかにある器官なので、器官系の毒針と混同しないよう注意)の下面が毒針鞘(どくしんしょう)と呼ばれる外骨格の延長に包まれている。毒針鞘は対象を刺すための器官である。毒腺という器官で作られた液体の毒が一時毒嚢に蓄えられ、毒針の中を進んで送り出される。
刺胞は、刺胞動物が具える毒針である。攻撃性(捕食用の攻撃性)と防御性はともに高く、その数はおびただしい。
体に毒性の具える魚類の毒魚のなかで、毒針や毒棘で刺すものを刺毒魚(しどくぎょ)と言い、比較的よく知られているものは、エイ類(例:アカエイ)、ゴンズイ科、フカカサゴ科(例:フカカサゴ、ミノカサゴ、オニオコゼ)、ハオコゼ科(例:ハオコゼ)、アイゴ科(例:アイゴ)などに見られる。