波数
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波数(はすう、英: wavenumber)とは、波の空間周波数である。正弦波の波数は、波長の逆数、またはその 2π 倍として定義される。後者は前者と区別して、角波数(かくはすう、英: angular wavenumber)と呼ばれることがある。 直感的には、波数は単位長さの直線(または角波数の場合、単位円周上)に何波長分の波が入るかを表している。
波数を表す記号として、k, がよく用いられる。前者はもっぱら角波数に用いられ、後者は波長の逆数としての波数に用いられる。
波数の単位は、国際単位系では毎メートルが用いられる。また、CGS単位系では毎センチメートルが用いられる。波数は分光学において頻繁に現れる量であるため、カイザーがしばしば単位に用いられる。
分光学
波動力学
波動力学では正弦波の波数を指し、波数 k は 2π を波長 λ で割った量
となる。つまり、1 波長分の波を 1 個と数えたとき、波数 k は単位長さ当たりの波の個数を 2π 倍したものに相当する。このとき、k = 2π/λ は角波数 (angular wavenumber) と呼ばれる。
正弦波 u は振幅を A、振動数を ν、波長を λ とすると
のように表示される。ここで、t は時刻、x は位置、ω は角振動数である[1]。
しばしばフーリエ変換において、実空間の座標の双対として波数 k が用いられる。また量子力学においては波数ベクトル k にディラック定数 ħ を掛けた ħk が運動量 p に対応する[2]。