火星18
北朝鮮による大陸間弾道ミサイル
From Wikipedia, the free encyclopedia
火星18(かせい18、朝鮮語表記:화성 18、Hwasong-18、ファソン18)は、朝鮮民主主義人民共和国が開発した大陸間弾道ミサイル(ICBM)。
| 火星18 | |
|---|---|
| 種類 | 大陸間弾道ミサイル |
| 原開発国 |
|
| 運用史 | |
| 配備期間 | 2023-現用 |
| 配備先 | 朝鮮人民軍戦略軍 |
| 開発史 | |
| 製造数 | 不明 |
| 諸元 | |
| 重量 | 55,000 ~ 60,000kg(推定) |
| 全長 | 25 m (82 ft) [1] |
| 直径 | 2.1 m (6.8 ft) [2] |
|
| |
| 最大射程 | 15,000km |
| 最大高度 | 6,648km |
概要
2023年4月13日に初発射が行われ、翌14日に朝鮮中央テレビにてその姿が報道された[3]。初回発射時は自国と周辺国の安全確保のために速度や高度を段階別に急激に変える変則的な軌道で打ち上げた[4]。
このミサイルは、北朝鮮にとって初の固体燃料を使用した大陸間弾道ミサイルであり、その噴煙からコンポジット系固体燃料推進薬が使用されていると推定されている[4]。また先述の朝鮮中央テレビによる報道では、三段階式のミサイルであることが公表されている[5]。
マサチューセッツ工科大のセオドア・ポストル名誉教授は、現代ビジネスのインタビューで火星18はロシアのトーポリMと「本質的に同じミサイル」としており[6]、戦略国際問題研究所(CSIS)の報告書でもポストルは同様の指摘をした[7]。またポストルはウクライナ侵攻を機に「ロシアは、米国に重大な安全保障上の脅威をもたらす可能性のある国に、高度な長距離ロケット技術を提供しないという約束を破った」と語った[6]。現代ビジネスの連載で朝日新聞外交記者の牧野愛博は、「北東アジアの安全保障を巡る危機は更に深刻な状態に陥った」と指摘し[6]、また「NPT体制を破壊する行為」だと指摘した[8]。
一方アメリカのジェームズ・マーティン不拡散研究センターはCSISの報告書に、「『トーポリM』と『ヤルス』を取り違えるなどの事実誤認があると指摘」[7]。ヨーロッパのミサイル専門家のマルクス・シラーはCSISの報告書の間違いに「同意しながらも」、「ロシアの関与の可能性を示す兆候を覆い隠してはならない」とした[7]。