烈士
From Wikipedia, the free encyclopedia
アジア諸国での事例
このほか、近代から現代にかけて、烈士の呼称は漢字語彙を使用する漢字文化圏諸国では広く使われている。いずれも自らの生命とひき替えに国家、民族や特定政党の利益を守った人物を呼ぶ点で共通している。大韓民国では柳寛順、安重根など独立運動に参加して犠牲になった英雄を独立烈士または愛国烈士と呼ぶ。また革命によって建国を果たした中華民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、ベトナムでは革命烈士の称号が制度化されており[1]、うち北朝鮮では建国前の犠牲者を革命烈士、建国後の犠牲者を愛国烈士と呼び分けている。中国では2018年成立の英雄烈士保護法があり、その氏名・肖像・名誉及び栄誉は、法律により保護されることになっている[2]。アメリカに移住した芸術家の高兟は、2024年に中国に帰省した際に、同法成立以前に弟と文革批判として制作した”懺悔する毛沢東”の彫刻が理由となって逮捕されている[3]。
現在でも普通名詞として使用されることがあるが、「生命を賭ける」意味合いは薄れている。最近では、第2回WBCの日本戦で活躍した韓国の奉重根に、安重根にあやかって「奉重根烈士」と名づけられた例がある。
烈士の陵墓の例
日本
中華人民共和国
中華民国
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
参考文献
- 真鍋祐子『烈士の誕生 ―韓国の民衆運動における「恨」の力学』(平河出版社、1997年) ISBN 4892032905