燧灘
香川県の荘内半島と愛媛県高縄半島の間を占める海域
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名称
地理
香川県の荘内半島と愛媛県高縄半島の間を占める東西約60キロメートル、南北約40キロメートルの海域であり、一般的には四国側を指す[4]。備後灘や安芸灘(斎灘)に接し、平均水深は約24メートルである[5]。
備後灘と地理的な類似点が目立ち、島や海峡の少なさから潮流が比較的に安定していたり、干満の差が最大で約3メートルに達するとされる[6][7]。また、安芸灘の潮流の速さは、燧灘の潮の干満に影響を受けているとされている[8]。
沿岸は遠浅の砂浜海岸が発達しており、近世までは無数の干潟が存在したりヒゲクジラ類も回遊していたと見られるが、浜辺や干潟のほとんどは戦後になって工業用地造成のために埋め立てられ、クジラは捕鯨や環境破壊などによって姿を見せなくなったとされる[9]。しかし、今治市の唐子浜や桜井海岸、西条市の河原津、観音寺市の琴弾公園など自然の砂浜は僅かに残存しており、これらは全て瀬戸内海国立公園に含まれている。
一帯はタイ、サワラ、カタクチイワシ[7]などの好漁場として知られる。また、現代の瀬戸内海でもスナメリが比較的多く生息しており[10]、カブトガニの繁殖地は愛媛県の天然記念物に指定されている[11]。

