真綿
蚕の繭を煮た物を引き伸ばして綿にした物
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概要
利用史
日本でも古くは『続日本紀』から真綿に関する記述がみられ、8世紀初め、地方の険しい山から来る民が米俵ではなく軽い真綿や嵩張らない鉄を調に代えてほしいと訴えてきたとの報告や、渤海郡王への贈り物として渤海人に渡したことなどが記されている(国内真綿が古代から交易品として用いられた記録である)。中世には度重なる戦乱の影響などもあって生糸を作る技術が失われ、養蚕は専ら真綿の生産のために行われていた。江戸時代に入ると、本来は真綿の代替品であった木綿栽培が普及したほか生糸生産技術が復興したため真綿の生産は衰微したが、今日でも滋賀県・福島県・長野県などで機械を利用した生産が行われ、紬や布団などに加工されている。また、近年では中国などからの輸入も盛んである。

