第一紀
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第一紀(だいいっき、Primary period)は、かつて提唱された地質時代区分である。始原紀とも言う[1]。
1759年、ヴェネツィア(現在のイタリア)の地質学者ジョヴァンニ・アルドゥイノが提唱した3紀(のちに第四紀が加わって4紀)のうち1つである。化石が出ない時代と考えられた[1][2]。しかし、アルドゥイノが第一紀の岩石と主張した岩石の多くは、古生代の火成岩や変成岩で堆積岩がほとんど含まれていなかったため、化石が出ないのは当然であった[2]。
キリスト教的歴史観からは、ノアの大洪水以前の時代と考えられた。ただしこれは、アルドゥイノの主張ではない。
第一紀は現在の古生代に当たるが[3][4]、化石の出ない時代という考えは、現在の先カンブリア時代の概念に近い[5]。ただし、先カンブリア時代の堆積岩からは、アルドゥイノの時代には視認出来なかった微化石(微生物の化石)が発見されている[6][7]ため、第一紀の概念を現在の地質時代区分に当て嵌めることは出来ない。