糸姫
安土桃山時代から江戸時代前期の女性。黒田長政の正室。
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生涯
元亀2年(1571年)、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の家老・蜂須賀正勝(小六、彦右衛門)の次女として生まれた[1]。母は正勝の側室の白雲院(鳥井越中守の娘)[1]。異母兄姉に蜂須賀家政、奈良姫(賀島長昌正室)がいる。
天正12年(1584年)、秀吉は、家臣の中で正勝と双璧であった黒田孝高(官兵衛)の両家を縁組させようとして、糸を自らの養女として孝高の子・長政(吉兵衛)と結婚させた[4][5]。婚儀の当日、秀吉は自ら新婦・糸の手をとって大広間にお目見えさせて舅・孝高に渡す厚遇をした[4]。新郎の長政はこのとき17歳、新婦の糸は14歳だった。
慶長2年(1597年)、長政と糸の間に一女・菊が生まれた。菊は長じて黒田家家臣の井上之房の子・井上庸名(淡路守)に嫁いだ[4]。
ところが、慶長5年(1600年)、長政が徳川家康に従って上杉征伐に行く際に糸は急に離縁された[4]。同年5月5日、家康は家臣・保科正直の娘・栄姫を自分の養女にして長政に嫁がせ、継室とさせた[6][8]。