緑川

熊本県中部を流れる河川 From Wikipedia, the free encyclopedia

緑川(みどりかわ)は、熊本県中部を流れ有明海島原湾に注ぐ緑川水系の本流で、一級河川である。

水系 一級水系 緑川
延長 74 km
平均流量 29.7 m3/s
(城南観測所 2000年)
概要 緑川, 水系 ...
緑川
水系 一級水系 緑川
種別 一級河川
延長 74 km
平均流量 29.7 m3/s
(城南観測所 2000年)
流域面積 1,213 km2
水源 向坂山(熊本県)
水源の標高 1,684 m
河口・合流先 有明海(熊本県)
流域 日本の旗 日本 熊本県

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地理

宮崎県境の向坂山(むこうざかやま、標高1684m)及び小川岳(標高1542m)の西麓に発し西流。上流に緑川ダム。甲佐町で北西流、嘉島町南部で熊本平野に出て再び西流へと転じ、宇土半島の北側基部から有明海に注ぐ。

急峻な地形

  • 深くえぐられた谷
水源から美里町あたりまでは、谷が深く、滝が多く見られる。特に山都町には「矢部四十八滝」とも呼ばれるくらい滝が多い。
谷が深いため架橋数が少ない。台地から谷を越えて架かる橋は内大臣橋鮎の瀬大橋であり、橋から遠い集落に住む人たちは、谷を渡るにはかなり迂回しなければならない。

歴史

  • 1972年(昭和47年)7月6日 - 豪雨により城南橋観測所(現:熊本市南区城南町)の水位が 6.55メートルを記録。
  • 2025年(令和7年)8月11日 - 熊本県下を襲った集中豪雨により城南橋観測所の水位が、1972年の既往最高水位を超え 7.07メートルに達した[1]

語源

肥後国誌』等の古文献によると、「紺碧の水面が美しい川」と清らかな水の流れのイメージから命名された[2]

植生

  • 源流部は九州では珍しく降雪量が多い場所。地形が険しいことから営林署による伐採があまり行われずに、広葉樹林がわずかに残った。
  • 秋には見事な紅葉になり、冬場には樹氷も見られる。

流域の自治体

支流

  • 御船川(みふねがわ)
    • 八勢川(やせがわ)
  • 加勢川(かせがわ)、江津湖(えづこ)、緑川と加勢川が並行して流れている熊本市と嘉島町の境付近(熊本県道50号熊本嘉島線の周辺)には、捷水路の開削に伴い、旧河道が三日月湖状に残っている。
  • 浜戸川(はまどがわ)
  • 天明新川(てんめいしんかわ)
  • 笹原川(ささわらかわ/ささわらがわ)、山都町阿蘇外輪山・朝日地区川口を水源とする。緑川と合流する手前に、鵜の子の滝群があり、河原には甌穴が発達している。
    • 五老ヶ滝川(ごろうがたきがわ)、山都町の阿蘇南外輪山・御所地区を水源とする。浜町市街を流れるため水質が落ちる。通潤橋の下に流れる川であるが、放水される水は上流から採取した笹原川の水である。その後、五老ヶ滝にそそぎ、聖滝下流の笹原川と合流する。
  • 千滝川(せんだきがわ)、山都町の阿蘇南外輪山を水源とする。流域は浜町市街を流れ千滝に流れている。

並行する交通

鉄道

かつて緑川中流域、嘉島町から美里町砥用(当時は砥用町)まで熊延鉄道が並行していたが、1964年昭和39年)3月31日限りで廃止となった。

道路

国道

主要地方道

橋梁

周辺の施設

流域の観光地

脚注

外部リンク

関連項目

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