置き碁
囲碁用語のひとつで、棋力の差がある二人が対局する場合、ハンデとしてあらかじめ碁盤に石を置いて対局すること
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置き碁、置碁(おきご)は、囲碁用語のひとつで、棋力の差がある二人が対局する場合、ハンデとしてあらかじめ碁盤に石を置いて対局することをいう。将棋の「駒落ち戦」に相当する。
実力が下位の者を下手(したて)、上位の者を上手(うわて)と呼び、下手は黒石、上手は白石を持つ。通常の対局では黒が先に着手して対局が開始されるが、置き碁の場合は黒があらかじめ盤上に石を置き(棋譜の記録上は着手とされない)、ここに白が先に着手して対局が開始される。また、置き碁では通常コミは採用されない。あらかじめ置く石を置き石と言い、その数は対局者の実力差に応じて調整される。
置き石の数によって9子局、8子局、…2子局のように呼ぶ。なお「1子局」では黒の初手が固定され、黒の優位性がかえって低下するため行われない。
置き碁と互先の間に位置づけられるものに、定先といって下手が常に先手番を持ち、コミなしで打つ方法がある[1][2]。
置き碁は、下手への指導対局やプロアマの交流対局などで見られる。プロ同士の公式戦では、大手合などで棋力差に応じて行われていた。
なお、ハンデ戦ではないが、下記「事前置石制」なども、本項目で扱う。
置き石の配置
石の置き場所は下記のように定められており、2子から4子までは全て隅の星(2子の場合最も離れた隅の星に置く)、6子では4子に加えて対辺の二つの星、8子では隅と辺のすべての星、5子、7子、9子ではそれぞれ4子、6子、8子に加えて天元(すなわち、9子ではすべての星)となる。数字は、開始の際に石を置いていく順序を表す。
別名として9子局のことを「せいもく(星目・井目)」、4子局のことを「四本柱」と呼ぶこともある。
- 2子局
- 3子局
- 4子局
- 5子局
- 6子局
- 7子局
- 8子局
- 9子局
その他の配置
対戦者の実力が大きく離れている場合には、星目の配置にさらに三々や7の七の位置に石を加えることもある。前者を「星目風鈴(井目風鈴)」、後者を「中四目」と呼ぶ。一方が全くの初心者である場合などでは、星目風鈴と中四目を両方採用したり(星目風鈴中四目)、最大25子まで置き石を増やすケースもある。
- 星目風鈴
- 中四目
- 星目風鈴中四目
- 25子局