聖ニノ
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聖ニノ(ジョージア語: წმინდა ნინო, ギリシア語: Αγία Νίνω, ロシア語: Святая Нина, 英語: St. Nina (or St. Ninny)、296年 - 338年または340年)は、4世紀にジョージアへキリスト教を伝えたとされる女性であり、「ジョージアの亜使徒光照者ニノ」とも称される。「ニノ」はジョージア語からの転写であり、英語・ロシア語表記からは「ニーナ」と転写される場合がある。
崇敬
伝承
広く伝えられる伝承によれば、聖ニノはカッパドキアのコラストラ出身であり、聖ゲオルギウスの親類にあたるという[1]。彼女はコンスタンティノープルからジョージア(当時の呼称はコーカサス・イベリア)へ到来したとされる[2]。
基督 敎 の光 は遠隔 の地 イウェリヤ(現時のグルジヤ地方)及 エフィオピヤに傳 はれり。神 はイウェリヤを敎化 するが爲 め纖弱 なる婦女 を用 ひ給 へり。ニナと云 へる一少女 ありカパドキヤの生 れにして幼 にして孤 となりイエルサリムに來 りて親戚 の家 に寓 せり。
一方で、ローマ、エルサレム、あるいはガリア出身であるという異説も存在する。聖ニノは、奇蹟的な癒しを行い、ジョージアの女王ナナを改宗させた。続いて、狩猟中に闇の中で失明したが「ニノの神」に祈った後に道を見出した、異教徒のイベリア王ミリアン3世をも改宗させた。ミリアン3世は327年にキリスト教を国教とし、聖ニノは生涯にわたりジョージアにおける伝道活動を続けた。