血液剤 From Wikipedia, the free encyclopedia 血液剤(けつえきざい Blood agent)とは細胞内呼吸を阻害することによって致死させる化学兵器である。 主な血液剤はシアン化物剤 (Cyanides agent)であり、シアン化物イオンを発生させ、シトクロムcオキシダーゼをはじめとする生体内のヘム鉄の Fe3+ に配位し、細胞内小器官のミトコンドリアの活動を阻害する。これにより細胞が、血中から酸素を摂取できず、生物を死に至らしめる[1]。通常は呼吸器系から吸入されるため、ガスマスクにて防護を行う[1]。 主な血液剤 シアン化塩素 (CK)[2] シアン化水素(AC)[2](旧日本軍では「ちゃ剤」と呼称[3]) アルシン(ヒ化水素)を含める場合もある[2][4]。 脚注 [1]生物・化学兵器への公衆衛生対策(世界保健機関)2004年 P140-144 [2]公益財団法人 日本中毒情報センター 化学テロ・化学災害対応体制(概要) P6 [3]遺棄化学兵器等(内閣大臣官房遺棄化学兵器処理担当室) [4]シアン化物 (Cyanides)、血液剤(Blood Agents) 国立医薬品食品衛生研究所 外部リンク 遺棄化学兵器の安全な廃棄技術に向けて 日本学術会議 平成13年7月23日 (PDF) Related Articles